台湾を国として認めることは「二つの中国」を認めることではない

菅総理がわざわざ訪米して発表されたバイデン政権との日米共同声明に「台湾海峡の平和と安定」が記されたのは非常に大きいニュースとして流されました。

これは就任以来唯一と言っていい菅総理の功績でしょう。それがたとえアメリカ側からの提案に唯々諾々と従っただけにしてもです。

しかし、これが報じられてからの日本のマスコミの慌てようといったらないですね。

もともと中国寄りだった時事通信や朝日新聞は当然のこととして、中道や保守系を気取っていたメディアまで「中国が怒りますぞー」と騒ぎ立てています。

そんな中、保守論客として知られるジャーナリストの木村太郎氏がこんな論説を発表しました。
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アメリカ下院議員が「一つの中国」政策廃棄決議案を提出

バイデン政権が誕生する前、台湾ではトランプ大統領が推し進めた反中親台路線がバイデン大統領によって覆されるのではないかと心配する声が揚がっていました。

しかし、バイデン政権はまず大統領就任式に蕭美琴駐米代表を招き、反中傾向が強いブリンケン国務長官をアジア太平洋地域の戦略担当に起きました。

ブリケン国務長官は、親台派としても知られるポンペオ前国務長官による中国政府によるウイグル人に対するジェノサイド認定をそのまま受け継いでいます。

「現在のところ」という前置きをつける必要はあるかもしれませんが、バイデン政権がトランプ政権から一転、対中融和に動く心配はなさそうです。
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「台湾原住民」は原住民が自ら勝ち取った呼称

8月1日の台湾は「原住民族日」でした。これは台湾原住民が自ら「原住民」という呼称を勝ち取ったことを記念する日です。

日本で台湾の原住民が紹介されるとき、彼らの正しい総称である「台湾原住民」が使われることはまずありません。

大体は台湾先住民と書かれ、多少気が利いた記事になると台湾先住民(台湾での呼称は原住民)などと解釈が入ります。
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弘兼憲史氏が理解していない台湾独立の意味

まるまる1巻台湾編だとして、台湾界隈でちょっと話題になった弘兼憲史氏の『会長 島耕作』11巻をおくればせながら読みました。

内容的には、現在の台湾の経済状況を非常に詳しく取り上げており、また方向性としては台湾寄りということで好感を持てました。ただ経済の話をしているだけではなく、ちょっとしたスパイ映画のような展開もあり、漫画としても面白かったです。

ネタバレはしたくないので内容が気になる人は買って読んでください。継続して読んでいなくても、11巻だけ読んでも楽しめる内容になっているのは、弘兼先生の漫画家としての力量を感じます。
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