端午節

今日は農暦5月5日の端午節です。

端午節の起源は俗説では楚の屈原に求められますが、実際には屈原が生きた戦国時代よりも古く、中国南方の龍(もしくは蛟?)をトーテムとする越人の文化だったというのが定説になっています。越人ってのは百越とも言われるように中国南方に住んでいた様々な部族の総称で、かつては異民族扱いでした。そのうちの一部の部族が春秋時代のころに越の国を興し、隣接する呉に粘着プレイをするようになったあたりから認知されるようになりました。時代が下るにつれて拡張する「中国」帝国に飲み込まれることでいつしか中国人の一部ということになっています。

日本で言えば、九州の熊襲や隼人が大和朝廷の侵略に飲み込まれて日本人の一部になっていったようなものです。
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白沙屯媽祖進香始まる

本日より毎年恒例の宗教イベント「白沙屯媽祖進香」が始まります。

台中の北側に位置する苗栗県。その海沿いにある白沙屯の拱天宮は清代に創建された伝統ある媽祖廟です。

進香は日本語にすれば巡礼ですが、ムスリムのメッカ巡礼とは異なるのは天上聖母による遶境、つまり巡行が行われ、信徒はそれについて歩くということ。

目的地は苗栗の南にある雲林県の北港朝天宮です。直線距離でもおよそ130kmある行程を8日間かけて往復します。

白沙屯媽祖進香の最大の特徴は、ルートが決まっていないということ。

先日行われた大甲媽祖遶境は、基本的には遶境のルートが決まっています。それに対し、白沙屯媽祖進香は決まっているのはスタートとゴールのみ。途中のルートは天上聖母にお伺いをたて、お告げによって決められます。

昨日行われた起駕式、つまり朝天宮の天上聖母を神轎うつっていただき、出駕の準備を行う儀式には蔡英文総統、頼清徳副総統も参加しました。白沙屯媽祖進香は、国の行事ではないのに総統、副総統が揃って参加するほど重要な伝統行事なのです。

起駕式の後、本日午前2時に遶境が出発し、それにともない進香の行列もスタートしました。

進香は誰でも参加できるわけではなく、ワクチンの3回接種が完了している人のみが参加できます。にもかかわらず今年は9万人という史上最多の参加者があり、現在北港へ向かってひたすら歩いています。

清明節

本日4月5日は二十四節気の一つ清明節です。清明節ってのは日本ではなぜかマイナーな節日で、日本国内で清明節を重んじるのは沖縄ぐらいでしょう。

沖縄では清明節を「しーみー」と呼び、まずお墓を掃除してから墓前で宴会を行います。

この清明節にお墓を掃除する風習は中国から伝わったもので、沖縄と同様台湾にも中国からの移民が伝えています。
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今日は「尾牙」

本日は農暦の12月16日。台湾では「尾牙」の日です。

尾牙は台湾の民間信仰と密接な関係があります。

台湾の民間信仰は、中国からの移民が持ち込んだ道教と仏教が習合したもの。そのため寺と名がつく龍山寺にも、媽祖や関聖帝君等道教諸神が祀られているし、道教の神が主祭神の廟にも、道教の中に取り入れられた観世音菩薩や地蔵王菩薩が祀られます。日本でも有名な迪化街の台北霞海城隍廟では達磨大師まで神様として祀られているけれど、これに気づいた日本人はあまり多くはないはずです。
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青山靈安尊王の誕生日

本日11月27日は農暦の10月23日にあたり、今年の青山靈安尊王のお誕生日にあたります。

青山靈安尊王は元々は福建の一地方のローカルな山神様でした。19世紀中頃、台北で疫病が発生したおりに、この神様を信仰する地域から台湾に入植していた移民たちが、疫病を鎮めるために故郷から青山靈安尊王の分霊を受けてお招きします。

分霊を受けた青山靈安尊王の神像をお運びしてると、艋舺の一角で神像が動かせなくなりました。そこで、その場所に祠を建ててお祀りしたところ、ほどなく疫病が収まりました。

まあそれが事実かどうかはおいといて、そういうことになっています。
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三年に一度の「東港迎王祭」始まる

昨日10月24日、台湾南部屏東県の東港東隆宮において三年に一度行われる東港迎王祭が始まりました。

東港東隆宮は康熙45年=西暦1706年創建と伝えられる台湾でも非常に古い道教廟。台北で最も古いと言われる龍山寺が1738年創建ですから、南部の歴史の古さがうかがわれます。

東港東隆宮の主祭神は温府千歳。台湾には中国からの移民がもたらした信仰が数系統あり、その中の王爺千歳信仰に属する神様です。

王爺千歳とは、天帝より地上の警備をせよという勅命を受け、悪霊や瘟神(瘟疫をもたらす疫病神)を成敗する役割を持った神々のことです。王爺千歳神が天帝に代わって地上の警備を行うことを「代天巡狩」と言います。
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今日から鬼月

本日8月8日はオリンピックのせいで3週間も待たされた『ラブライブ!スーパースター!!』第3話の日!

なのと同時に「鬼月」の初日でもあります。

地獄から「好兄弟」が地上に出てくる期間なので、地上の生者はいろいろ気を使わねばなりません。
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端午節

今年の6月14日は農暦の5月5日、つまり端午節です。

日本は明治以来新暦の5月5日を端午の節句と言っていますが、端午節は仲夏端午とも言うように夏の半ばに行う行事。

農暦5月5日はだいたい夏至の近くなので、まさしく夏半ばとなります。

一方新暦5月5日はだいたい立夏にあたり、そんな時期に端午節を行うのは季節外れも甚だしい。
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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。今日は農暦の正月初一、いわゆる春節です。

「今年の干支は牛」。この短い一文に、日本人がいかに外国文化を上辺だけ取り入れてちゃんと理解していないかが如実に表れていますね。

今年の干支は辛丑で、十二支は丑、丑に対応する十二生肖が牛です。そこを理解していないからとっちらかった話になります。
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今日は中元普渡

今日は農暦7月15日の中元節です。

三官大帝のうちの一柱、地官大帝の誕生日であり、その恩赦として地官大帝が統括する地府と地上を隔てる蓋が開いて亡者が地上に戻ってきます。

また、中国では仏教勢力が『盂蘭盆経』という偽経を作って施餓鬼を行う日としました。

台湾ではその双方が習合し、地上に出てくる亡者=好兄弟をもてなしてから救済する「中元普渡」の日となっています。
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