今日は農暦5月5日の端午節です。
端午節の起源は俗説では楚の屈原に求められますが、実際には屈原が生きた戦国時代よりも古く、中国南方の龍(もしくは蛟?)をトーテムとする越人の文化だったというのが定説になっています。越人ってのは百越とも言われるように中国南方に住んでいた様々な部族の総称で、かつては異民族扱いでした。そのうちの一部の部族が春秋時代のころに越の国を興し、隣接する呉に粘着プレイをするようになったあたりから認知されるようになりました。時代が下るにつれて拡張する「中国」帝国に飲み込まれることでいつしか中国人の一部ということになっています。
日本で言えば、九州の熊襲や隼人が大和朝廷の侵略に飲み込まれて日本人の一部になっていったようなものです。
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