民進党台北市長候補に陳時中衛生福利部長を擁立

台湾は11月に各地の県・市長を決める選挙が控えています。

ここでまず先に説明しておくと、台湾の行政区分は日本とは異なるということ。詳細はめんどくさいんで省くと、現在台湾には直轄市、県、市の3種類の大きな行政区分があり、これが日本の都道府県にあたります。

台北市、新北市、桃園市、台中市、台南市、高雄市の6箇所は行政院に直属する直轄市で、特に首都台北市、台北市を取り巻く首都圏を構成する新北市の市長は重要。

また、陳水扁氏、馬英九氏が台北市長を経験してから総統になったことから、台北市長は総統への登龍門だと言われることもあります。

台湾の与党民主進歩党は、昨日台北市候補に陳時中衛生福利部長、新北市長候補に林佳龍元台中市長を擁立することを発表しました。

陳時中氏の台北市長候補擁立の噂は数ヶ月前から流れており、それが昨日正式に確定したことになります。

一方国民党はすでに台北市長候補に蒋介石の曾孫にあたる將萬安氏の擁立を決めています。將萬安氏は蒋経国の私生児・蔣孝厳の子で、現在立法委員の2期目を務めています。

国民党の立法委員としては開明派として知られ、蒋介石による台湾人弾圧で投獄された政治犯の名誉を回復する法案や、同性婚法案には賛成しています。しかしその一方で民進党への批判も強く、国民党の旗頭にされつつあります。

ちなみに私は2016年に台北に住んでいたころ、將萬安氏と握手したことがあります。早朝に近くの公園で武術の練習をしていると、爽やかなイケメンが近寄ってきて、握手をしてチラシとポケットティッシュを渡していきました。そこに記されていた名前が將萬安。立法委員選挙を前にして選挙活動をしているところでした。將という姓にまさかと思い調べてみたところ、蒋介石の曾孫だったというわけです。

血筋と爽やかな若さと顔で売り出していた若き日の進次郎と重なるところがあって、こりゃあ人気出るだろうねと思ったものでした。まあ本人がどう思っていようと、蒋介石の血筋の者が台北市長になるのはろくなもんじゃないので当選しないことを願います。