白沙屯媽祖進香始まる

本日より毎年恒例の宗教イベント「白沙屯媽祖進香」が始まります。

台中の北側に位置する苗栗県。その海沿いにある白沙屯の拱天宮は清代に創建された伝統ある媽祖廟です。

進香は日本語にすれば巡礼ですが、ムスリムのメッカ巡礼とは異なるのは天上聖母による遶境、つまり巡行が行われ、信徒はそれについて歩くということ。

目的地は苗栗の南にある雲林県の北港朝天宮です。直線距離でもおよそ130kmある行程を8日間かけて往復します。

白沙屯媽祖進香の最大の特徴は、ルートが決まっていないということ。

先日行われた大甲媽祖遶境は、基本的には遶境のルートが決まっています。それに対し、白沙屯媽祖進香は決まっているのはスタートとゴールのみ。途中のルートは天上聖母にお伺いをたて、お告げによって決められます。

昨日行われた起駕式、つまり朝天宮の天上聖母を神轎うつっていただき、出駕の準備を行う儀式には蔡英文総統、頼清徳副総統も参加しました。白沙屯媽祖進香は、国の行事ではないのに総統、副総統が揃って参加するほど重要な伝統行事なのです。

起駕式の後、本日午前2時に遶境が出発し、それにともない進香の行列もスタートしました。

進香は誰でも参加できるわけではなく、ワクチンの3回接種が完了している人のみが参加できます。にもかかわらず今年は9万人という史上最多の参加者があり、現在北港へ向かってひたすら歩いています。