台湾がニカラグアと国交断絶したが、ニカラグアなんかは中国にくれてやってもいいのではなかろうか

昨日12月9日、中米のニカラグア共和国が突如台湾との国交を断絶し、中国と国交を結ぶと一方的に公表しました。

さらに本日10日、中国を訪問したニカラグアの代表団が天津にて両国間の共同コミュニケにサインしたと発表されています。

台湾政府はこれを受け、ニカラグアとの外交関係を停止するとともに、台湾とニカラグアとの間で行われていた支援プロジェクトを停止し、大使館と技術支援のために派遣していたスタッフをニカラグアから撤退させる決定をしました。

ニカラグアが台湾と断交するのはこれで2度目。

1度目は、現在のオルテガ大統領が、共産革命を経て政権を得た1985年。オルテガ大統領は極左テロ組織の活動員で、反米路線の国家運営を行いました。その流れで台湾とも断交しています。

1990年にチャモロ大統領の政権になったときに親米路線に戻り、同時に台湾との国交が回復されました。

オルテガ氏は2006年に再び大統領に返り咲き、今度は台湾との国交を維持したものの、しかし急速に中国に接近するなど、両国からおいしいところをいただく曖昧戦略をとっていました。

ニカラグアでは今年11月に大統領選が行われ、オルテガ大統領が4期目の当選を果たしています。しかしこれは反オルテガ派を粛清し、あるいは反対はが国外に逃亡したことによるもので、アメリカ政府はこの選挙を民主的な手続きによるものではないと非難しています。

一方中国は、蔡英文総統が政権の座についてから、台湾と国交がある国に主に金銭的に攻勢をかけ、台湾と断交させてきました。

ニカラグアに対しても当然かねてより工作を仕掛けていたのでしょう。オルテガ大統領は、WHOのテドロス事務局長同様極左テログループ出身ですから、あとは金額次第で中国になびかせるのは容易かったのではないかと思われます。

日本のマスコミ各社は、この断交が蔡総統にとって痛手になると報じています。はたして本当にそうでしょうか?

これまで述べたようにオルテガ大統領は元極左のテロリストで、2006年以降は独裁政権を築いてきました。現在のニカラグアは、国としてのありようは中国に近いものです。台湾が掲げる民主国家の連携とは相容れない存在ですから、ハブってもいい気がしますね。

台湾はむしろ東欧を中心とした民主国家との関係強化に努めるほうが将来的には正しいだろうと思います。