2025ワールドプライド高雄の主催国名問題を公式が修正

その昔「ゲイパレード」と呼ばれていたイベントは現在ではいわゆるLGBTQ+を包括し「プライドパレード」と呼ばれています。

プライドパレードには各国それぞれに行われるものと、世界規模で行われるワールドプライドがあります。

先日、台湾でプライドパレードを主催する「高雄同志大遊行」は、2025年のワールドプライドが台湾で行われることに決定したことを明らかにしました。

ワールドプライドのアジア圏での開催はこれが初めてのことで、アジアで唯一同性婚を合法化した国家である台湾が選ばれるのは自然なことだと言っていいでしょう。

しかし、この発表に一つ問題が出ました。ワールドプライドを主催するインタープライドが、主催地を「the region of Taiwan」台湾地域だとしたのです。

台湾政府外交部はこれを重く受け止め、これは中国の圧力によるものだという認識を示しました。

これに対し高雄同志大遊行と台湾外交部はインタープライドに対して修正を申し入れたところ、インタープライド側もそれを受け入れ、無事に主催国がTaiwanと表記されるに至っています。

性的マイノリティの人権、権利を主張する団体が、性的指向のみならず、民族や文化の多様性を推進する台湾を矮小化し、人権の抑圧や民族浄化まで行う中国に忖度するのは許されることではないですから、今回のこの修正はむしろ当然といったところ。

今後も中国からの横槍が継続する可能性は高いため、インタープライドにはしっかりと何を守るべきかを考えて本道を貫いてほしいと思います。

さてここ以降は無駄話になります。

日本では中国を支持するのが左で、台湾を支持するのが右だというまあ人間はここまでバカになれるのかと思える頭の悪い二元論がまかり通っています。

でも現在の蔡英文政権はリベラル政権なんですよね。同性婚を合法化し、多様性を重視し、環境保全に取り組んでいます。働くお母さんの権利保護にも熱心です。来月行われる国民投票の案件の一つ、第4原子力発電所の稼働については蔡総統及び政府民進党はNOの方針です。

一方日本の保守だのネトウヨだのの多くは同性婚や多様性についても、なんでか環境保全についても否定的。国土を美しく保つという点では環境保全に右も左もないと思うんですけど。停止中の原発の再稼働についても肯定的ですよね。

同性婚なんて認めないし、多様性なんかより民族としての統一性を大切にしろ。環境保全より経済発展のほうが重要で、そのためには原発も建てるよ。っていう中国のほうがよほどネトウヨの志向に合うんじゃないかと思うんですが。

要するに保守だのネトウヨだのが台湾を守れとか言ってるのは、単に敵の敵は味方っていうだけの話で、台湾のことなどなにもわかっちゃいないわけです。