台湾では5月に空港職員の感染から始まる武漢肺炎の感染拡大が始まり、一時期は1日の新規感染者が500人を超えるまでになって、ロックダウンまではいかないまでも厳しい制限下に置かれました。
しかし、徹底した感染対策が行われた成果で新規感染者は順調に減少。
8月に入ってからは1日の新規感染者が10人未満に抑えられていました。
画像は衛生福利部Facebookページhttps://www.facebook.com/mohw.gov.twより
そして本日8月25日、ついに1日の新規感染者が0人となりました。
台湾ではマスクと手洗いの徹底が求められた他、集会の制限、飲食業での消毒の徹底などが行われ、また軍の化学部隊による市中の消毒も行われています。
民間も概ね協力的で、設備的に国の基準に対応できない飲食店はテイクアウト専門にしたり、人が集まりやすい道教の廟は参拝を制限するなどの対応が取られていました。
国が適切な防疫を行い、国民がそれを信用して従うという理想的な官民一体となった対策が、わずか5ヶ月弱での感染者0人という結果につながったのでしょう。
もちろん明日また新規感染者が出る可能性はあるものの、新規感染者0人が継続するようになり社会が平常に戻るまでには長くないはずです。
日本も見習えと言いたいところですが、まあ無理な話です。