228事件74周年

本年の2月28日は228事件から74周年となります。

蔡英文総統は、高雄市立歴史博物館で挙行された紀念式典に出席し、犠牲者へ哀悼の意を示すとともに、お互いに誠実に歴史と向き合い、人権を保証し、民主自由は代えがたいものだという信念を堅持しましょうと呼びかけました。

蔡政権成立後からの大きなテーマの一つが「轉型正義」です。これは日本語では移行期の正義とも呼ばれており、戦争・独裁政権・植民地支配などによって行われた人権抑圧を正しく解明した上で未来に向けて清算していこうというもの。

台湾においては228事件や白色テロの真相究明がそれにあたります。

これに先立つ25日、台北で行われた「原住民族と228学術研討会」に出席した蔡総統は、228事件に関して様々な民族から聞き取りを行い、轉型正義の中で歴史の真相を追求してこそ、74年後の今日228事件による影響を完全に理解できるとし、228事件の歴史を再びタブーにしてはならないと述べています。

蒋氏独裁時代、まるで現在の中国で文革や第2次天安門事件がなかったことにされているように、228事件について語ることはタブーとされていました。

228事件を再びタブーにしないというのは、台湾の民主主義を守るという蔡総統の決意の表れでもあります。

台湾史上最大の独裁政権による虐殺事件・228事件と白色テロは当然これからも究明されていかなければなりません。

しかし、それと同時に霧社事件のような台湾総督府による虐殺事件も同様に究明されるべきでしょうね。