台湾の人気YouTuber・HOOKさん唐鳳政務委員の髪を洗ってしまう

私は中国に留学して中国語を勉強したので、中国人が話す中国語は比較的聞き取りやすいです(普通話の標準的発音なら)。

それに比べて台湾人が話す中国語は結構聞き取りにくい。

それは、中国人はわりと発音が明快であるのに対し、台湾人の発音は不鮮明な部分が多いからです。

台湾の中国語は戦後蒋氏政権に強制されてから広まったとはいえ、中国とは違う国で使われていくうちに、語彙に日本語や台湾語が混じったり発音が変化したりと中国の中国語とは違う変化をしていったものと思われます。

そうして生まれたギャップが私にとっては聞き取りにくくなっているのでしょう。

それを埋めるためYoutubeでいろんな台湾人の動画を見ています。

特に、一般の台湾人が話す普通の会話を聞きたいので台湾人YouTuberの動画をよく見ています。

よく見るのは、日本在住の台湾人阿倫さんのAlan Channel / 阿倫頻道や、大食いYouTuber千千さんの千千進食中など。

ここ最近見るようになったのがHOOKさんのチャンネルです。

元AKB48で、AKB48 Team TPに参加後卒業して台湾で芸能活動をしている阿部マリアさんをゲストに招くことができるほど知名度が高い人気YouTuberです。




特に何の説明もなく唐鳳政務委員の髪を洗う

まあ見ればわかるんですが、特に何の説明もなく美容院で台湾政府のIT担当政務委員・唐鳳氏の髪を洗っています。

唐鳳さんは出生時の肉体的性別は男性だったトランスジェンダーで、動画にはLGBTQの象徴であるレインボーカラーのマスクをつけて出演しています。

HOOKさんとはほんとうにどうでもいいような話をしていておもしろい。

例えば「どんな髪型が好きですか?ツインテとか?」と言われて一瞬考えてから「試してみてもいいかも」と答えてみたり、ハローキティさんの体重は二次元だからゼロだと答えたり。

印象的なのは、自分の政務委員としての仕事は「社会を新しくすること」だと答えていること。

日本のマスコミが揃いも揃ってIQ180だとか騒ぐ中、図らずもこの答えを引き出したHOOKさんは日本のマスコミよりはるかに優秀ですね。

しかし、寝る前に資料を読んで夢の中で問題を解決してから起きるというのはやはり常人とは違うなと感じさせられました。

台湾ではタトゥーはファッションの一つでしかない

動画でHOOKさんが唐鳳さんに「タトゥー入れていますか?」と聞く場面があります。そう聞くHOOKさんの腕にもタトゥーが見えます。

唐鳳さんは場所は言わなかったけれど電子機器のスイッチのタトゥーを入れていると答えました。

こういうやつですね。

最近日本ではプロボクサーの井岡一翔選手がタトゥーを入れているどうこうで大騒ぎになりました。

こういうバカみたいな騒ぎは台湾では起こりません。もちろん政府中枢にいる政務委員がタトゥーを入れていても騒がれません。

ミュージシャンで立法委員の林昶佐氏も左腕に入ったタトゥーを隠すことなく議会の場に立ちます。立法委員は日本の国会議員にあたります。

日本ではイレズミの類はヤクザやアウトローが入れるものみたいに特別視するから、ちょっとしたタトゥーでも大騒ぎになるわけですが、台湾ではタトゥーはただのファッションなので誰も騒ぎません。コンビニでバイトしている女の子でも腕にワンポイントのタトゥーを入れてたりします。

海外のアスリートでもタトゥーを入れている選手なんていくらでもいます。

その人の表面的な部分をとやかく騒ぎ立てて、人格や能力を見ようとしないところがさすが日本だなと思います。

井岡選手のような優秀な人は日本のリングなどにこだわらず海外で活躍してほしいです。

唐鳳さんだけでなく、現在の台湾政界は庶民によりそっていこうという姿勢の人が多いですね。

蔡英文総統からして、常に一般人と交流しようとしています。最近もYouTuberを招いて新年の食事会などをしていました。

日本でも市長さんや県知事さんだとそういうスタイルの人もいるにはいるけれど、国会議員となるとまずいません。

まわりから持ち上げられて偉くなった気になるんでしょうね。

議員を引退後も女性を差別する発言をして世界に恥をさらすような連中が国をよくするなんてことは土台無理なんですよ。

ちなみに、櫻井よしこ氏が森さんを批判するなら北京の冬季オリンピックにも反対するんだよね?などという匿名掲示板の煽りレベルのことを言い出していましたが、私はもちろん昭和の価値観で女性を差別して日本の評価を下げた森さんも認めないし、チベットやウイグルで現在も民族浄化を行い、香港の民主派を弾圧し、台湾侵略を狙う中国が名目上でも平和の祭典というタテマエを掲げるオリンピックを開催することにも反対です。

これはどっちがどうという問題ではなく、どっちもダメな問題です。右だの左だののイデオロギーの立ち位置にこだわる連中はそこがわかっていないです。