桃園医院クラスターに対する危機対応態勢が解除

武漢肺炎患者の診察にあたった医師の感染から始まった桃園医院の院内感染は、同病院内の医師、看護師、入院患者及びその家族へなど20名に広がっていました。

しかし、衛生福利部防疫指揮センターの対応は迅速で、濃厚接触者のみならず病院関係者など4000人以上を隔離し、5000人以上の検査を行うなど徹底した拡大防止策がとられました。

桃園医院に対するこうした対策から14日経ち、隔離されていた病院の職員2690人は全て陰性。入院患者などを転院させて行われた病院内の消毒を経て、院内環境での感染リスクもなくなったとして、防疫指揮センターが桃園医院に置いた前進指揮所は任務を達成したとし、関係者に求められていた外出自粛なども解除されました。




台湾国内での感染拡大を阻止

桃園医院でのクラスター発生に対し、防疫指揮センターは「清零計画」を発動。病院職員、過去に接触があった人などの隔離と検査が行われました。

台湾では武漢肺炎の感染拡大当初から隔離と対象を明確にした検査が徹底されています。

検査対象を緩めて見かけ上の新規感染者が減ったように見せ、感染している可能性がある濃厚接触者を野放しにしている日本とは正反対です。

衛生福利部の陳時中部長は本日記者会見を行い、桃園医院のクラスターはすでに危機を脱したとして、危機対応態勢を解除。今後は桃園医院の原状回復と、院内感染コントロールの強化に努めるとしました。

また蔡英文総統はFacebookで今回のクラスターに対応した指揮センター、前進指揮所、隔離に従った病院職員や入院患者、その家族などに対して感謝の意を示しました。

国民党などはクラスター発生について陳時中部長の責任を問う構えを見せていましたが、現状20人程度の感染者で食い止められたのはやはり陳部長の手腕の為せる技で、それは台湾国民もよく理解していること。

蔡総統は、中共が陳部長を「这位先生」などと失礼ぶっこいてきた時も「「這位先生」是陳時中,他是台灣的防疫指揮官。他和指揮中心的團隊,表現都很好,我很支持他們。(「この人」とは陳時中のこと。彼は台湾の防疫指揮官です。彼と指揮センターはよい仕事をしており、私は彼らを支持します)」と切り返し、陳部長と指揮センターに対する厚い信頼感を見せました。

先日台湾のGDP(国内総生産)が5%近く上昇したというニュースがありました。これも、国がしっかり感染対策を行い、また実際に感染を食い止めていることで国民が安心して経済活動をできるからです。

ろくな対策をせずアクセルとブレーキを同時に踏むなどというキチガイじみた政策で感染爆発をひきおこしたどこかの国とは根本的に違います。