私は台湾の国家元首・蔡英文総統をFacebookでフォローしています。
蔡総統は台湾の国民に頻繁にメッセージを出し、特に桃園で起きた院内感染においては、国民が団結して防疫に取り組むこと、専門家を信頼することなどを度々呼びかけておられます。
こういうところが日本の政治家と截然と違うところ。似たようなことができている日本の政治家はせいぜい河野太郎さんぐらいのものでしょう。
その蔡総統が2日前に投稿したのがこちら。
我要發起一個挑戰!#po一本你最近買的書challenge
今天是 台北國際書展…
26日よりオンラインイベントとして始まった台北国際書展に合わせ、総統が最近購入した本を紹介するものです。
その中に、一冊漫画っぽい本があるのに気づきました。
『採集人的野帳』がそれで、調べてみるとやはり漫画であることがわかりました。
さらに調べると、どうやらWeb連載漫画らしい。ということで早速読んでみました。
舞台は大正時代の日本統治下の台湾。
現在で言う迪化街の薬草店の息子・許涼山は、不注意から火事を出し、店の薬草ばかりか父親と懇意にしている日本人植物学者・佐々木慎一が発見した新種の植物のサンプルまで燃やしてしまい、佐々木に怪我まで負わせてしまいます。
そのため涼山は、佐々木が勤める台北植物園で償いのために働くことになりました。
文句が多くやる気がない涼山は、佐々木の助手の松尾に煙たがられるものの、料理や薬草鑑定の才能を発揮して少しずつ受け入れられているという内容。
ちなみに佐々木慎一には、実在の植物学者・佐々木舜一というモデルがいます。
『採集人的野帳』は現在台湾のWeb漫画サイト・CCC創作集で6話まで無料公開中。
https://www.creative-comic.tw/book/72/content
もちろん中国語で、中には台湾語の語彙も入っているので読める人にだけお勧めします。
書籍版は多分その続きまで読めるはず。
日本で買えないか調べたら一応売っていました。
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でも台湾だと定価260NT$=約900円前後のものが送料も入れると3100円なので買うのはやめました。
電子書籍化を待つか、再び台湾に行ける日を待って現地で直接買うかしようと思います。