台湾本島の嘉義に北回帰線が通る台湾は、国の1/3ほどは熱帯に属する南国です。
そんな台湾と雪が結びつく人は少ないでしょう。
実際台湾人は自国では味わえない雪景色を見られる北海道が大好き。武漢肺炎のせいで国家間の移動が制限される以前は、北海道は台湾人にとって最も人気がある日本の観光地でした。
が、実は台湾にも雪は降ります。
といってもそれは玉山など富士山より高い標高を誇る高山の話。
しかし、数年に一度低地でも雪が降ることがあります。
直近だと2016年。台北郊外の陽明山や、基隆、中部の苗栗などに雪が降りました。
その時はちょうど台北に住んでいて、なんで台湾でこんな寒い思いをしなければならないのかとボヤいていました。
それから5年経つ今年も、台湾の低地に積雪がありました。
本日1月8日未明、陽明山に雪が降り、台湾の天気予報会社・天氣風險WeatherRiskが、陽明山を構成する山の一つ大屯山の山頂で降雪の様子をFacebookで中継しています。
大屯山下雪了!
天氣風險 WeatherRiskさんの投稿 2021年1月7日木曜日
大屯山は標高1,093mの低山で雪が降ることはめったにありません。
しかし、中継の様子を見ると吹雪のような状態。
気温は-0.8度で、5cmの積雪があったとのことです。
02:00 大屯山氣象站積雪約5公分,-0.8度。
そんな厳しい状態での中継でも、スタッフさんはどこか嬉しそうですね。