陳其邁氏が圧倒的得票数で高雄市長に当選

6月に韓国瑜氏が高雄市の市長職を罷免されたのを受け、本日新たな市長を決める選挙が高雄市で行われました。

立候補したのは3名。

陳其邁:民進党

吳益政:台湾民衆党

李眉蓁:中国国民党

陳其邁氏は医師出身で、陳水扁政権時に当時の謝長廷高雄市長が行政院長に引き抜かれた後に代理市長に抜擢されました。2018年に行われた高雄市長選挙で立候補したものの、韓国瑜氏に惜敗。その翌年、当時の賴清德行政院長が総統選への出馬を表明したため辞職したあとを受け成立した蘇貞昌内閣で行政副院長に就任。

武漢肺炎の防疫において、医師であり、かつ公衆衛生の専門家でもあることを活かし、指揮官の陳時中氏を政権内部から強力にサポートしました。

吳益政氏は、親民党籍の高雄市議でありながら、柯文哲台北市長が立ち上げた台湾民衆党にも参加。二重の党籍を持ち、今回は台湾民衆党から出馬しています。中国との関係については、台湾は主権を持ちつつ中国と連邦となることを主張。九二共識を認める立場であったものが、高雄市長に立候補するとともに九二共識はすでにない。つまりかつてはあったものの、現在は存在しないという主張に変わっています。しかし、親民党籍であることから親中的な立場であることは明確です。

李眉蓁氏は国民党籍の高雄市議で、今回国民党からめぼしい立候補者がいなかったため候補に据えられたといった形。国民党として一応候補は出したものの、勝てる見込みがない選挙に捨て駒として使われたものと見られます。

本日行われた投票で、李眉蓁氏24万8478票、吳益政氏3万8960票、陳其邁氏67万1804票と他の候補に圧倒的な差をつける得票数で陳其邁氏の当選が決まりました。