陳菊氏が監察院長に任命される

台北駅前の忠孝西路を少し東に行くと中山路に突き当たります。この中山路を境に、忠孝路は忠孝東路となり、また忠孝路を境に中山路は中山北路と中山南路に分かれます。

つまり、忠孝路と中山路の交差点は台北の道路の中心だと言うこともできます。

その交差点の南西の角にこぢんまりとした古い建物があります。

これは日本時代に台北庁の庁舎として建てたもので、現在は台湾の文化遺産に指定されています。

しかし、文化遺産でありながらもまた現役の庁舎でもあります。

現在この建物は、台湾の監察院庁舎です。

監察院は、国を監察する機関です。公務員や国の機関に不正があったと認められれば弾劾する権限を持ちます。その観察の権限は総統にまで及びます。

その監察院院長に、第二期蔡英文政権発足にあたり秘書長を辞していた陳菊氏が任命されました。

本日6月22日、陳菊監察院長は記者会見に望み、民進党を離党して全ての政治活動から身を引くことを宣言しました。

監察院は国の監視機関であり、完全な中立である必要があります。

陳菊氏は、民進党が結党される以前、美麗島事件からの生え抜きで、民進党との関わりは非常に深い人物ですが、今回監察院長に任命されたため、公正な立場となるために民進党に籍を残しておくわけにはいかず、古巣から去ることとなりました。