台湾が世界で初めて武漢肺炎ウイルス(新型コロナウイルス)感染を克服し日常へ回帰

6月7日、台湾は56日間連続の武漢肺炎ウイルス感染者0人を達成しました。これは最大2週間と考えられている武漢肺炎ウイルスの潜伏期間を4回重ねても新規感染者が出なかったということになり、潜在的な無症状の感染者を含めて感染を拡大しうる感染者が国内にいる可能性が非常に低いことを意味します。

これをもって台湾では、本日6月8日よりこれまで感染予防のためにとってきた様々な対策–映画館やホールなどでソーシャルディスタンスを保つための席の間隔あけ、プロ野球の試合での入場者制限、公共交通機関でのマスク着用の義務化–などを解除。

国外からの感染者に対する水際対策は継続され、日常生活でのソーシャルディスタンスを保つこと、マスクの着用や手洗いの徹底などは続けて呼びかけていくものの「防疫」体制から平常の生活をできる状態に戻されることになりました。

また、武漢肺炎ウイルスへの警戒態勢をとっていらい140日間毎日続けられてきた中央疫情指揮中心による状況説明のための定例記者会見も6月7日をもって終了となりました。

台湾は、世界で初めて武漢肺炎ウイルスを克服した国となりました。

これも、蔡英文総統が総司令官として適切な人材を配置し、現場司令官の「鋼鉄部長」陳時中氏が医学にもとづく的確な対策をとったおかげであるとともに、台湾国民もまた非常に冷静に状況に対応して協力した成果であるといえます。

台湾はこれから徐々に感染状況が抑えられている国からの入国を制限していく予定です。しかし、日本からの制限解除は当分期待できないでしょう。

解除されたとしてもいわゆる「免疫パスポート」の提示が求められる可能性も考えられます。