元宵節なので湯圓作ってみた

今日は農暦1月15日、年が開けて初めての満月の日である元宵節です。つっても月齢で言うと満月は明日みたいですけど、いんだよこまけえことは。

台湾では元宵節にランタン飛ばしたり湯圓食べたりします。

私は元宵節には毎年冷凍湯圓を買ってきて食べるのが習慣になっていましたが、ことしはふと、自分で作ってみようという気分になったので作りました。

湯圓の原料は糯米粉。つまりもち粉です。

ということで業務スーパーでもち粉買ってきました。

まずもち粉150gに熱湯110ccを加えて箸で混ぜます。

この分量は台湾の料理サイトで見つけたレシピを参考にしています。

熱湯が粉にまわったら手でしっかりこねてから丸めます。

台湾には、中に餡が入ったものと餡なしのもの2種類の湯圓があります。

本来餡なし湯圓はビー玉ぐらいの大きさで紅白になっているけれど、色つけるのはめんどくさいし小さくすると作業量が多くなるので、日本の団子ぐらいの大きさに丸めています。

肝腎なのは多少大きさが不揃いでも気にしない心の強さです。

150gのもち粉で、だいたい団子ぐらいの大きさの湯圓19個ができました。

いっぺんに食べるには多いので、そのうち9個をゆでます。

お湯に沈んだ湯圓が浮いてきたら茹で上がり。このへんは水餃なんかと同じです。

同じく業務スーパーで買った小豆でつくった紅豆湯に浮かべました。

紅豆湯は小豆を煮て砂糖で甘くしただけの何の工夫もないものです。

湯圓のほうはまあそれなりに湯圓でした。

餡なしなら粉練ってゆでるだけなので簡単です。

さて元宵節は道教では上元賜福紫微大帝の誕生日である上元節でもあります。

道教の廟に行くとこのような「天官賜福」の石刻や絵をよく見ます。

天官は紫微大帝のことで、中元地官清虚大帝、下元水官洞陰大帝とともに三官大帝を為し、玉皇大帝に次ぐ神格とされます。

本日上元節は、天官紫微大帝から福を賜る日でもあるわけです。

ちなみに中元地官清虚大帝の誕生日は農暦7月15日。地官大帝は地府、つまり死後の世界を統治する神様で、その誕生日である中元節には恩赦があり、地獄の亡者が地上に戻ることが許されます。これを中国仏教がパクってできたのが盂蘭盆会で、台湾では中元節と盂蘭盆会が習合し、中元普渡=地上に戻った亡者を済度する行事が行われます。

そこらへんがさらにネジ曲がっているのが日本で、「お中元」などという中元節とは一切関係がないプレゼントの風習が作られたり、「お盆」に先祖の霊が戻ってくるなどとわけわからん設定に変えたりしています。日本人はあれかな?先祖の霊は地獄の亡者だと思ってるのかな?

ちなみに盂蘭盆会の元ネタである中国で作られた偽経『盂蘭盆経』は、お釈迦様の弟子の目連尊者が餓鬼道に堕ちた母を済度するというストーリーで、先祖の霊がなんか帰省してまた帰っていくなんていうふわっと適当なのんきなものではありません。

中国で作られた偽経を元に道教の中元節をパクって作られた盂蘭盆会を日本の美しい伝統ガーとか言ってそのわりには農暦7月15日とめったにかぶらない新暦8月15日なんてなんの関係もない日にやって疑問に思わない連中はちょっとおツムがアレだなと思うよね。

わりと盛大に行われる中元節、元宵節といっしょに行われる上元節に比べてちょっと影が薄いのが、農暦10月15日、下元水官大帝の誕生日である下元節です。

現代日本でも水害は大きな災害の一つで、水害によって命を落とされた方もおられます。

近代以前の世界では、なおのこと水害は驚異でした。

下元節は消災日とも言われており、水を司る水官大帝をお祀りし、厄を払って災害がないようにお願いする日です。