蔡英文総統再選確定

本日1月11日、台湾の総統選挙及び立法委員選挙が行われ、日本時間21時ごろに現職蔡英文総統の再選が確定しました。

まだ全ての開票が終わったわけではありませんが、21時時点で蔡英文総統が得票率57%超と韓国瑜を大きく引き離しています。

日本のマスコミは今回の選挙を「中国との距離感」の差であるなどと分析していましたが、的外れです。

争点は、中国と国民党が主張する92共通認識を認め、将来的に一国両制という名の下中国の支配下に入るか、それを拒否して台湾の独立自尊を守るかというところにありました。それはひいては、台湾の民主自由を守るかいなかということにも繋がります。

これは中国につくか離れるかということではありません。日本のマスコミはまずこの点から理解していません。

総統選挙に先立ち、「反浸透法」が成立しました。これは条文では「国外敵対勢力」となっているものの、要するに中国から台湾企業への資金供与による影響力を防ぐ。中国の影響による政治宣伝、フェイクニュースなどの拡散を防ぐなどの目的を持つ法律です。

この法律の成立には、オーストラリアに亡命したスパイ・王立強による供述が大きく影響しています。

この法律に関しては中国と国民党が反発を示しています。しかし、蔡総統は、これは中国との友好、協力を拒否するものではないとしています。要するに中国側が台湾侵略の意図を捨て、正常な国と国との外交関係を望むのであれば拒否はしないということです。もちろん前提としてそんなわけねえっていうのがあるのですが。

今回の選挙には、毎度思い出出馬をしている宋楚瑜がまた出馬しました。結果的に統一派票が割れることになり、前回に続いてナイスアシストであったと言えます。もっとも、宋楚瑜の票が韓国瑜に行ったところで勝ててはいませんでしたが。

蔡総統の再選が確定したことによって、ひとまず台湾の民主は保たれることになりました。ただ、中華民国体制が続く限り、いつまた国民党が躍進し、中国との統一路線に走るかわかりません。それを根本的に防ぐためには、やはり中華民国憲法の破棄と、台湾国としての中華民国体制からの独立が必要となるでしょう。

一方立法委員選挙は、日本時間21時時点で本土勢力では民進党が14議席、時代力量が3議席を確保すると予想されています。

台北市長柯文哲氏率いる台湾民衆党は、柯市長自身が中国寄りの発言を繰り返しているため本土勢力とはいいがたいものの、4議席確保が予想されています。

注目されていた台北市第3選挙区は蔣萬安が50%超えの得票率。いまだ蒋家の影響力は強いと言わねばなりません。

台北市第5選挙区は、時代力量から脱退し、無党派で活動していた林昶佐が優勢です。

新北市第12選挙区では、太陽花学生運動出身でコスプレおねえさんの賴品妤が当選確実となっています。

画像は林昶佐のFacebookから引用。

こんなにセーラーマーズちゃんのコスプレが似合う国会議員は世界に一人だけですね。