花生湯はピーナッツを甘く柔らかく煮たスープで、台湾の伝統甘味の店に行けばどこにでも置いてあります。
ただピーナッツを甘く煮ただけなのになんでこんなにおいしいの?っていう味で、私もよく食べます。
これは11月に台湾に行った時に食べた三六圓仔店の花生湯+紫米粥。
寒い時に温かい花生湯は染み入るようにおいしいです。
こっちは台北で一番うまい豆花店と思っている店で、豆花に甘く煮た花生、薏仁、芋頭をのっけてもらったやつ。
花生湯だけでなく、煮た花生を豆花に乗せるのも定番です。
ピーナッツといえば柿の種やキャラメルコーンの添え物にするしか能がない日本人には思いつかない非常に素晴らしい台湾スイーツです。
蜷尾家が季節限定で花生湯を販売
日本で花生湯を食べようと思ったら、自分で作るか缶詰の牛奶花生を買うしかありませんでした。
ところが!この冬台湾発のソフトクリーム屋「蜷尾家」が、季節限定で花生湯を販売するという情報をキャッチ!
今日池袋に行ったついでにルミネのはしっこにある店舗に行ってきました。
夏にあれだけ賑わっていた蜷尾家も、日曜の午後だというのに客はなし。ホットドリンクも売っているけれど、やっぱりソフトクリームのイメージが強いから客足が遠のいているのかもしれません。
to goにすると軽減税率8%になるのでその場で食べずに東武の8階スカイデッキまで持っていって食べました。
蓋を開けると…
少ねえ!
黒いのはトッピングの黒ごまです。
紅白の湯圓が6個ほど入っています。
変に色が白っぽいと思ったら、普通の花生湯ではなく牛乳入りでした。
まずピーナッツが固い。
もちろんぼりぼりするほどの固さではないとはいえ、歯ごたえ残しすぎ。花生湯のピーナッツはもっと柔なくなければいけません。
それに対し湯圓は煮すぎ。湯圓からQ軟な食感がなくなり、煮すぎたサトウの切り餅のようなでろーんとした食感になってしまっています。
これで税込み594円。
1円=3.5NT$で計算すると約170NT$。
この味でこの量で170NT$!?
ないわー。
ちなみに三六圓仔店の花生湯+紫米粥は55NT$。
三六圓仔店の花生湯をSランクとするなら、蜷尾家の花生湯はCランク以下です。
なのに値段はCランクに対し、Sランクのほうが1/3以下。
もちろん台湾と日本の物価の差はあるとはいえ、ボッタクリにもほどがある。
せめて味がBランクぐらいなら、日本だしこの値段は仕方ないかなともなりますけどね。
やっぱり日本に来るとなんでも劣化するな。
台湾で本物の花生湯を食べたことがある人は日本の蜷尾家では買わないほうがいいです。後悔します。ほんとに後悔します。
200円ぐらいで買える缶詰の牛奶花生のほうがよほどうまいです。