普悠瑪號には悠遊カードでは乗れなかったよ…

11月26日、台湾本島東北部の都市・宜蘭に行ってきました。

最近日本人には、同じ宜蘭県でも宜蘭駅の先にある羅東が『孤独のグルメ』台湾編のロケ地になった影響もあって人気のようです。

羅東特産という三星葱を使った料理に興味がないでもないですが、今回は趣味の道教廟めぐりを優先して宜蘭駅で下車です。

宜蘭駅の駅舎は、宜蘭出身の絵本作家・幾米さんの作品をイメージしたオブジェともなっていて、なかなかにカオスかつオサレです。

駅前の公園・丟丟噹森林にもオブジェ。

宜蘭は19世紀になってから清朝の版図に組み入れられた土地です。「城」っていうのは日本語の城、つまり城塞のことではなく、塀に囲まれた市街のことです。

『進撃の巨人』の壁に囲まれた人間の都市をイメージしてもらえばわかりやすいでしょう。

でまあ、それはそれとして。

朝台北駅の地下改札口に付くと、台東行きの自強號があと3分ぐらいで出るところでした。

私は即悠遊カードで入場。

そのままやってきた自強號に乗りました。問題はそれが普悠瑪號だったこと。

台湾鉄道には、日本の特急にあたる自強號、急行にあたる莒光號、各駅停車の復興號などがあります。

自強號は全席座席指定で、座席指定の特急券が必要になりますが、指定席なしの「無座」というきっぷもあります。

無座は、指定席が空いていれば、その席のきっぷを持つ人が来るまでは座ってもいいというのが台湾のルール。悠遊カードでの入場も無座扱いになります。

私は普悠瑪號に乗るのは初めてです。普悠瑪號も同様に悠遊カードで乗っていいものだと思っていたのですね。

普悠瑪號は、台北を出て松山駅をすぎると、次の駅は宜蘭でした。

席には座らず、先頭車両の窓際で外を眺めていると、車掌さんがやってきてきっぷを拝見と言われました。

そこで私は悠遊カードを差し出すと、普悠瑪號は悠遊カードでは乗れませんと言われました。

えっとなった私は、知らなかったそんなの…と車掌さんに申し上げると、乗車駅と目的地を聞かれ、その場できっぷとなるレシートを出してくれました。

そしてそのレシートを駅で見せれば悠遊カードの入場記録を取り消してくれると教えてくれました。

客席に入った車掌さんは、「空いている席があるからどうぞ座ってください」とわざわざ戻ってきて教えてくれました。

なお、この会話は全て中国語で行われたものです。日本語は通じないものと思ってください。

駅についたらなんと説明すればいいのかと頭の中で中文を組み立てていると、後ろの席に私と同じように悠遊カードで乗ったらしき2人連れの日本人が座りました。彼らも目的地は宜蘭らしい。

そこで、宜蘭についたらさりげなく彼らを先に行かせ、とぼけて改札までついていきました。彼らに手続きをしてもらって私は便乗すればいいやという作戦です。

でも駅員さんはそんなの慣れたものらしく、なんの説明もなしに手続きをしてくれたのでした。

ということで、普悠瑪號、そして太魯閣號は悠遊カードでは乗れないので、起点の駅でちゃんときっぷを買ってください。