ミシュランは華西街にひどいことしたよね…

世の中の大部分の人は自分の舌より有名人やら他国の権威やらの評価のほうを重視するようで。

中でも絶大な権威を持っているのがミシュランガイドです。フランスのタイヤ屋が作ってるガイドブックがそんなにすごいものかねえと私などは思いますけど。

ミシュランガイドといえば庶民には手が出ないようなお高いレストランに星をつけて、星がついた店に行った金持ちが自慢げにしているというどうでもいいような情景を思い浮かべます。

そんなミシュランガイドにも庶民向け評価というものがあります。それが「ビブグルマン」です。

日本での基準は5500円以下、台湾だと1300NT$以下のコースとか料理が対象になります。

…1300NT$ってどこが庶民向けじゃ!

ちなみに台北ビブグルマン2019年版では、58軒が選ばれ、そのうち24軒が夜市の屋台でした。

ミシュランガイドのせいで華西街の雰囲気がぶち壊しだよ

龍山寺の前から西に伸びる廣州街。夜には屋台が立ち並び、艋舺夜市の一角をなします。

廣州街から垂直に北へ伸びるのが華西街観光夜市です。

そういえば1989年だったかに訪れた時華西街を歩いていると、なるほど・ザ・ワールドのロケでファンファン大佐の扮装をした岡田真澄さんがおられて握手をしていただいたことがあります。

華西街は桂林路で南北に分かたれ、南側は食堂、赤線だった時代の名残の蛇料理店の他、服飾店やマッサージ店などが雑多に並びます。

それに対して北側は屋台や食堂が並ぶ地域。台北でも舌が超えた地元の人たちが集まるといわれます。

そんな華西街北側に突如できたこのオサレレストラン。

小王煮瓜は、もとは小王清湯瓜仔肉という名称の華西街の屋台の一つでした。

それが2019年にビブグルマンに選ばれてこんな姿に…

なんというかこう、さびれた場末感が魅力の華西街の北側が台無しになってしまったよね…

ほんとはその隣の阿義魯肉飯で、ここでしか食べられない蚵仔魯肉蓋飯を食べたかったんです。でも休みだったから仕方なく小王煮瓜に入りました。

ここ、前の屋台だったときに魯肉飯食べたことあるんですよね。でもそんなに感激するような味じゃなかったはずです。

店に入ると內用か外帶か聞かれるので、內用と答えるとこの菜單を渡されます。

欲しい物にチェックを入れて、まずレジで会計を済ませます。

華西街独特のしいたけ入り魯肉飯=香菇滷肉飯、看板メニューの清湯瓜仔肉、滷白菜を注文しました。

香菇滷肉飯はしいたけがたっぷりで、肉よりもむしろしいたけの味が勝っています。

おいしいけれど、まあフツー。日本に来ればトップクラスの味になると思うけど、台北なら中の上といったところです。魯肉飯ならここより廣州街の四方阿九魯肉飯のほうがうまいですね。

滷白菜も艋舺夜市ではポピュラーな料理。

一口食べると干しエビの味がしました。甲殻類アレルギーなのでヤバいです。しかし、注文したものを食べないのもいやなので、小さなエビをよけながら食べました。幸いこれぐらいならアレルギー反応は出ないようです。

そして清湯瓜仔肉。

肉と魚のすり身を混ぜた肉羹と、花瓜=きゅうりの未熟果が入っています。

これは看板メニューだけあっておいしい。だしがしっかりしているスープに、QQの肉羹、花売りのポリポリした食感がいい感じ。

次行くとしたら普通の魯肉飯か控肉飯とこのスープでいいかな。