台北「反紅色媒體」デモでケタガラン大道が埋め尽くされる

昨6月23日、台北で「反紅色媒體」デモが行われ、メインステージが設置された総統府前のケタガラン大道が、参加した民衆で埋め尽くされました。

これは、時代力量所属の黃國昌立法委員と、「館長」陳之漢氏が共同で呼びかけて行われたもの。陳之漢氏は、元格闘家で、フィットネスと格闘技のジムを経営しており、有名ブロガーでメディアにもよく登場する人です。ブロック・レスナーのような体格をしていて、手首までびっしり入れ墨を入れているのが特徴。

近年では、台湾社会の様々な部分に中国資本の浸透が目立ってきています。もちろん、それが健全な企業活動であるならば問題はない。問題は、それが台湾に対する統一戦線として行われているということです。

特に台湾メディアに対する浸透は深刻です。

きっかけは、中国資本という名の中共からの資金の影響下にあるメディアが、香港のデモを報道しようとしなかったこと。これに対し、陳氏が呼びかけ、黄氏がデモの許可をとってお互いにFacebookなどで参加を呼びかけました。

結果、主催者側発表では10万から35万人ほどの参加者がありました。人数に開きが多いのは、参加者が膨大になって範囲が大きくなったため、主催者側にも詳細な人数が把握しきれなかったためだと思われます。なお、警察側の発表によれば参加者は2万人。台湾の警察がこうしたデモの参加者を少なく発表するのはいつものことです。

このデモには、蔡英文総統も賛意を示し、時代力量の議員だけではなく、民進党議員の参加もあったもよう。

また、来年の総統選挙に出馬予定の郭台銘氏は、デモには参加しないが「中奸」メディアの拒絶は支持すると、風見鶏的発言をして呆れられています。

それに対し、同じく総統選出馬を表明している韓國瑜高雄市長はメディアの自由を侵害してはいけないと的はずれな批判をして、親中姿勢をあらためて鮮明にしました。

ところでこのデモ、日本ではほとんど報道されていないようですね。テレビは持っていないのでテレビのニュースで取り上げられたのかどうかはわかりません。ただ、Yahoo!ニュースを調べても、これを報じているのは台湾の国営通信社・中央通訊社が日本向けに運営している「中央フォーカス台湾」のみ。日本のメディアはどうやら触れていない様子です。

私はFacebookで時代力量をフォローしているので知ることができました。

まあ、香港のデモですら他人事の日本ですから、報じる必要がないという判断もあったのかもしれないですけど、さて本当にそれだけですかねえ?

日本のメディアにも赤い資本が流れてきてるんじゃないですかねえ?