ミシュランガイド台北のコスパ部門「ビブグルマン」に24軒の屋台選出

モンドセレクションは信用できないがミシュランガイドは信用できる!

まあミシュランガイドとか見たことないし、なにがうまいかは自分で決めると思ってるから、私個人としてはミシュランガイドとかどうでもいいんですけどね。

新規15軒を含む24軒の屋台

ビブグルマン部門というのは、3つのコースの食事が1,300NT$を超えず、かつ質が高いことが条件になるそうです。つまりは安くてうまいコスパ高い店が選ばれるということ。

しかしまあ、コスパ高いといっても条件が1,300NT$はゆるすぎる。私だったら500NT$に設定しますね。それでも条件に当てはまるお店なんて台北には腐るほどあります。

でまあ、この条件で2019年版ビブグルマンに選ばれたお店のうち、24軒が台北の夜市に並ぶ屋台。そして、さらに15軒は今回初登場だそうです。

夜市経験値がまだ低いのでどこを選べばいいかわからないという人は、これを参照にしてみるのもいいでしょう。

でも、台湾人も行列好きだから、載ったお店は行列できてるかも。

南機場夜市

南機場夜市は台北南部にあり、日本時代に飛行場があった跡地につくられた夜市です。MRTの駅から遠く、バスかタクシーで行くか、根性入れてどこかの駅から歩いて行くしかないのでちょっと難易度高め。

南機場夜市から選ばれたのは次の四軒です。

•阿男麻油雞
麻油雞というのは、ごま油で煮た鶏肉料理。揚げるのではなく低めの温度のごま油でじっくり煮てあります。というと脂っぽそうだけどそんなことはなく、ごま油の風味が鶏に染み込んでおいしいです。つっても食べたのはこのお店ではなく饒河街観光夜市ですけど。

•臭老闆 現蒸臭豆腐
揚げる、焼く、煮るなど様々な料理法がある臭豆腐の中で、けっこう上級向けなのが蒸し臭豆腐ですかね。揚げたり焼いたりすると臭気が飛ぶし、煮ると調味料でごまかされるあの独特の臭みが、蒸すとけっこう残っています。でも、すでに臭豆腐のおいしさを知っている人にはおすすめ

•松青潤餅
潤餅は薄い皮に野菜なんかを巻いたやつ。どこでも食べられる屋台グルメだけど、それが選ばれたというのはかなりおいしい潤餅なんだろうなと思います。私は士林夜市の路地で老夫婦が売ってるやつが好きです。

•無名推車燒餅
燒餅は戦後外省人がもちこんだ粉もん小吃です。簡単に言えばパイっぽいやつね。甜酥餅と、長燒餅がお薦めだとか。長燒餅っていうのは朝ごはんやさんで油條はさんだりするやつです。

南機場夜市の場所

212番とかの青年公園行きのバスで南機場公寓まで行けば、あとは人が流れていくので着くはず。

寧夏路夜市

寧夏路夜市つったらまあ知らぬ者はおらんだろうという感じの有名な夜市ですね。元々は日本時代につくられた「丸公園」の周囲に屋台が集まったところから始まりました。

•劉芋仔:「香酥芋丸」外殼香脆,裹著綿細芋蓉,而「蛋黃芋餅」裡包裹豬肉鬆,滋味更加濃郁。
メニューは芋頭つまりタロイモペーストを揚げた香酥芋丸と、蛋黃と肉鬆を包んで揚げた蛋黃芋餅の二種類です。

•豬肝榮仔
豚レバーが苦手な日本人は多いけれど、そんなレバー苦手な人にこそ食べてほしいのが豬肝湯、つまり豚レバースープです。台湾人は本当に豚肉の扱いがうまく、レバーもレバー嫌いの人が苦手とする臭みがまったくありません。日本で食べるレバーとはまったく別物と言っていいでしょう。

•方家雞肉飯
雞肉飯といったら、魯肉飯と並ぶ台湾の屋台メシの代表。ご飯の上に茹でて裂いた鶏肉が乗っていて、甘辛いタレがかかっています。雞肉飯は結構当たり外れが大きいんですよね。ダメな店だと鶏肉がパッサパサであんまうまくない。しかし当たりの店引くと、鶏肉がしっとりしていてとてもおいしいです。ミシュランガイドに選ばれたぐらいだからきっと当たりの店なんでしょう。

寧夏路夜市の場所

圓環行きのバスに乗って圓環で降りればいけます。

饒河街夜市

台北で一番長い夜市として有名。歩いてるとたまに日本人が逆行してくるので蹴り飛ばしてやろうかと思います。だらだら歩き食いしながら巡るのに最適の夜市です。

•陳董藥燉排骨
藥燉排骨は独特の生薬配合で煮込んだスペアリブのスープ。日本だとよく「漢方薬」で煮てあるとか書いてあるやつ。いいかげん生薬と漢方薬の区別つかないやつ滅びないかなと思います。

藥燉排骨と麻油雞は饒河街夜市の名物で、藥燉排骨の店は3つほど並んでます。ぶっちゃけどこもうまいと思いますけどね。私は藥燉排骨ではなく藥燉羊肉を食べます。羊肉嫌いの台湾人に「ほんとうに日本人ですか?」と聞かれました。

•福州世祖胡椒餅
言わずと知れたといった感じで、慈祐宮側の入り口にいつも行列ができてます。行列嫌いだから並んだことはありません。

•阿國滷味
滷味といったらやっぱり雞爪=鶏の足だよね。八角が効いてるから八角の香りがすると発狂するやつは食うな。

•紅燒牛肉麵牛雜湯
牛雜湯というのは牛の内臓のスープです。牛を食べるのは戦後に流入した中国人難民が持ち込んだ食文化だけど、内臓まで余さず食べる食文化はとてもよいですね。

饒河街観光夜市の場所

MRTか台鉄で行けばいいんじゃないかな。

士林夜市

リニューアルごとにダメになっていく地下美食区を見ると、台北の人が士林夜市はクソって言う気持ちもわかります。まあ地下は日本人がターゲットみたいなところだから日本人観光客が行けばいいんじゃない?

士林夜市は美食区があるあの中心部の周囲にうまい店があります。

•海友十全排骨
十全排骨も藥燉排骨と同じく生薬で煮込んだスペアリブだけど、違いがわからない。っていうか多分同じもの。リニューアル前の地下美食区にはうまい十全排骨の店もあったんですけどね。

慣れないうちは生薬の癖にうっとなるけど、慣れると骨から出ただしとの調和がおいしく感じます。

•鍾家原上海生煎包
本来の上海生煎包というのは日本で「焼き小籠包」という気が触れたような名前で売られているものとほぼ同じ。台湾の生煎包はそれより大きく肉まんサイズですね。もともとそういうサイズのがあって上海人が伝えたのか、台湾で台湾人の好みにあわせて大きくなったのかは不明です。

そもそも蒸籠使ってないのになんで焼き小籠包なんて名前をつけたのかって思うけど、日本人の99%ぐらいはそれ気にしないからね。ほんとアホかと。

•好朋友涼麵
日本の冷やし中華って多分台湾の涼麵のパクリだと思うんですよ。麺は日本の中華麺に似たものを使っているし、ゴマダレだし、きゅうりの千切り乗ってるし。

昔劍潭駅前に臨時の夜市があったとき食べた涼麵はクッソ辛くてうまかった。

士林夜市の場所

臨江街夜市

またの名を通化夜市。私の行動範囲からは遠いので行くのめんどくさくて行ったことありません。だってわざわざ行かなくてもそこらじゅうにうまい店あるし。

•梁記滷味

•駱記小炒
小炒というのはいろんな炒めもの。小炒ってだいたい沙茶醬味よね。

沙茶醬って、本物よりもどきの素食沙茶醬のほうがうまい気がします。

•天香臭豆腐
こっちは揚げ臭豆腐の店。揚げ臭豆腐は香ばしく臭みもほとんど消えているから、臭豆腐にチャレンジしてみたいという初心者にもおすすめです。

•御品元冰火湯圓


MICHELIN Guide Taipei 2019 Bib Gourmand Selection: Street Foodより画像を引用

なんかこんな感じで湯圓がかき氷に埋もれているやつが名物みたいです。これ食べたい。これ食べるためならわざわざ行ってもいいかも。

臨江街夜市の場所

公館夜市

台湾大学の近くにある夜市なので若い子が多いという印象ですね。あんまり“夜市”っぽさがない夜市でもあります。

•雄記蔥抓餅
日本だと「ネギパイ」みたいな名前で売られていたり。さっくり生地からよくわからんけどじわっとおいしい味が滲み出てくる感じの屋台グルメです。

•藍家割包
最近池袋にできた割包の店に週一ぐらいで行きます。でも高いんだよなあ…

台湾だと割包はだいたい赤身肉だけの瘦肉、脂身の肥肉、店によってはその2種類をあわせた綜合があります。

SATSUMAにも角煮まんという似たようなものがありますが、台湾の割包は角煮をただ挟んだだけの角煮まんとは違い、ピーナッツ粉やお漬物なども挟んであって複合的な味が豊かです。

公館夜市の場所

MRTで公館駅まで。台大とは道を挟んで反対側。

延三夜市

延三路遠いんですよね。観光客向けの夜市ではないので、ディープな夜市を楽しみたい人にはおすすめです。

•高麗菜飯 原汁排骨湯
わりと有名なお店。メニューに高麗菜飯と原汁排骨湯しかないのでどっちも頼めばいいと思います。

高麗菜というのはキャベツのこと。キャベツの混ぜご飯って感じのやつです。

•大橋頭老牌筒仔米糕
筒仔米糕はいわばライスプディング。でもこれ食べたことないっていうか、干しエビ使ってるので甲殻類アレルギーの私には食べられないのです。見た目だけでもうまそうなんだけどなあ…

•施家鮮肉湯圓
鮮肉湯圓というのはいわゆる鹹湯圓。つまり通常の甘味の湯圓ではない肉が餡になっているお料理湯圓みたいなやつで、客家の食文化のようです。

でもこの店屋台ではなく普通の食堂ですね。

延三夜市の場所

大橋頭駅から行くのが一番簡単。

華西街夜市

艋舺夜市を構成するいくつかの夜市のうちの一つ。広州街に寄った南側はマッサージ店とかエログッズ店とか、あと蛇料理の店なんかが並んでて、赤線時代の名残がちょこちょこ残っています。で、桂林路を挟んだ北側はとたんに地元民向けの屋台街になります。

•小王清湯瓜仔肉

そんな華西街北側にあるのがこのお店。でもこの並びの店たいていうまいんですよね。そういえば昔この並びで牛脳湯=牛の脳みそのスープ食ったことがあったなあ。

華西街夜市の場所

というわけで、夜市にある店だけど屋台ではないところも入っていたけどミシュランビブグルマン2019に選ばれた夜市のお店24軒。夜市めぐりのガイドとしてはけっこう参考になるのではないかと思います。