カルディーが「ルーローチャーハン」などというインチキな商品を販売しよる

だいたい月に2度ぐらいはカルディーコーヒーファームになんか変なポテトチップスが出てないかとか、台湾からの輸入食品が入っていないかなどチェックしにいきます。たまに魯肉飯の素がセールで安くなっているので、そういうときはストック用にまとめ買いしておきます。

てなわけでそんな巡回をしていて、ふと冷凍食品コーナーを見ると

こんなんあった。

ミニストップの「台湾ルーローまん」は言うに及ばず、日本人というのは有史以来外来文化のガワだけパクってまったく違うものに劣化コピーしてきました。その最大のものが仏教です。「成仏」を本来の意味とかかけ離れた「死人の魂が化けて出ないこと」という意味で使って仏教徒のつもりでいるのは日本人ぐらいなものです。そういうのはイラッとします。

でまあこの「ルーローチャーハン」なるものも、そういう日本人的なインチキ改変だろうと思って、一応買ってみました。こき下ろすにも食ってみなければ始まらないんで。それに226円とやすかったし。

作り方は、電子レンジで加熱するか、フライパンで炒めるかの2通り。

我が家には電子レンジなどという文明的なものはないのでフライパンで炒めます。

全体が解凍されるように3分ほど炒めてできあがり。

わりと大きめの赤身肉が入っています。

脂身が入っていないことについては、台湾の魯肉飯でも店によっては赤身肉多めというのもあるのでよしとしましょう。

で、どんなインチキな味だこのやろうと思って口にすると…

なにこれうまいやん…

ちゃんと、魯肉飯の味がするやん…

八角や五香粉の風味が香る本格的な魯肉飯の味がしますよこれ。炒飯というより、魯肉飯の汁をご飯全体にしっかりまぜて食べているようです。

カルディーさんインチキとか言ってすまんかった。いや、「ルーローチャーハン」なんてものがインチキであることには変わりないんだけど、日本で多く見られる名前だけそれっぽくて中身は話にならないというやつとは全く違います。魯肉飯をしっかり研究して再現することを考えられた上で作られた商品であることがよくわかります。ミニストップの「台湾ルーローまん」とは開発の姿勢からして違うというのが味から伝わります。

もし魯肉飯ロスになったときは、日本で八角の香りがすると発狂する日本人のために劣化させて作られている魯肉飯食うぐらいなら、こっち食ったほうがずっといい。226円だし。226円で700円も800円もする日本人向け劣化魯肉飯もどきよりはるかに本場物に近い味が味わえるならこっち買いますわ!

10段階評価

台湾っぽさ  :8
味      :9
値段     :10
リピートするか:10