頼清徳行政院長辞職で内閣解散

2017年9月より蔡英文政権を支えてきた頼清徳行政院長率いる内閣が解散しました。

頼清徳氏は2010年に台南市長に就任。2014年に再選を果たし、2期目を勤めていたところ、任期途中で総統府にいわばヘッドハンティングされる形で行政院長となっていました。

明確な台湾独立派で、非常に親日的な人物としても知られています。

昨年11月の統一地方選挙で民進党が大敗したことを受け、引責辞任を申し出たところ、蔡総統に慰留されていたところ、昨日2019年度の予算案が成立したのに伴い改めて辞職。内閣も解散となります。

頼氏は「縁があったら壮大なる台湾の路上でまた会いましょう」という言葉を残して行政院を去りました。

行政院長は日本では首相にあたる地位です。ただ、日本とは違いその任命は選挙によらず、総統が指名して決まります。

蔡総統は後任行政院長に民進党主席を2期勤めた蘇貞昌氏を指名しました。

蘇貞昌氏は昨年の統一地方選で新北市市長に立候補したものの国民党候補に破れ、立場が浮いた状態でした。

陳水扁政権でも行政院長の経験があり、来年の総統選へ向け挙党態勢で挑むということではふさわしい人選ではないかと思います。

今蔡政権に求められているのはまず景気対策。そして中国に対して毅然とした態度で挑むということです。

この2つをおさえられなければ、再選は難しいでしょう。

次に国民党が政権をとれば、中国の台湾併呑は加速します。それは許されてはならないことですから、なんとかがんばってほしいものです。