独立派最重要団体「喜楽島聯盟」台北で独立を求めるデモ

昨日10月20日、台北では台湾独立派の団体「喜楽島聯盟」主催による台湾独立を訴えるデモが行われました。参加人数は、主催者発表によれば5万人。

喜楽島聯盟は現在民間の独立運動団体では最も注目されている団体です。日本のマスコミは独立派団体は現状維持路線で中国を刺激しないよう穏当な政策をとっている蔡英文政権を「突き上げる」ような形で独立を要求して、無駄に波風を立てよとしているかのように報じられることが多いですが、これは不見識としか言いようがありません。

喜楽島聯盟は独立派が団結した団体

喜楽島聯盟は今年4月に発足したばかりの新しい団体です。しかし、新しいからといって新進の弱小団体ではありません。

代表者には、李登輝元総統、陳水扁元総統、呂秀蓮元副総統の他、台湾独立運動の重鎮である彭明敏先生、民進党の游錫堃元行政院院長、同じく民進党の張俊雄元行政院院長、台湾団結聯盟の劉一德主席、時代力量の黃國昌主席、独立派メディア民視の郭倍宏董事長など錚々たるメンバーが名を連ねます。右、左の垣根を超えて、独立派の重要人物が団結した形になります。

台湾に関心があるとか言っといて彭明敏先生を知らないのはモグリとしか言いようがないので調べとくように。行政院院長っていうのは日本で言えば首相です。元総統2人、元副総統1人、元行政院院長2人が加わっている団体というだけで、どれだけ重要な存在かわかろうというものです。

注目されるべきなのは、今回のデモは民進党本部で行われたということ。

度重なる中国からの外交圧力、フェイクニュース、恫喝その他諸々に忍耐をしかねた人々が、蔡英文総統と与党民進党に発破を入れに行ったという形になります。

今回民進党は、このデモへの党員の参加を禁じていました。しかし、11月の台北市長選に立候補している民進党の姚文智氏は、会場に足を運んでいます。また葉菊蘭総統府資政は、はっきりと喜楽島聯盟への賛同を表明しました。総統府資政というのはいわば総統府の顧問にあたります。

このデモでは、国号変更の規定がない現行の公民投票法の改正、台湾名義での国連加盟などが訴えられました。