日本からの輸出作物等、台湾の水際検査で4品目不合格

現代社会では、もはや作物を自国内だけでまかなうのは不可能。他の国から輸入したり、こちらから輸出したりしてそれぞれの国での需要を満たしていかねばなりません。しかし実際消費する側にとって気になるのはやはり安全性です。

10月16日付け水際検査不合格品りすと発表

昨16日、台湾の衛生福利部食品薬物管理署は輸入食品の水際検査における不合格品のリストを公開しました。これは週に一回公表されているもので、輸入作物・食品のうち、残留農薬基準などを満たしていないものがリストアップされています。今回不合格になったのは16品目。そのうち4品目が日本からの輸入品で、不合格リストの中で日本からのものが最多でした。

不合格になった日本産製品とその理由は以下の通り

・高知県小谷穀粉 水出し緑茶 抹茶入り
台湾で使用が禁止されている農薬「フルベンジアミド」0.06 ppm検出

・沖縄産ゴーヤー
残留農薬クロロタロニル 基準0.5ppmを超えた0.8ppm検出
残留農薬ルフェヌロン 基準0.01 ppm以下を超えた0.10ppm検出
台湾で使用が禁止されている農薬ホスチアゼート0.02ppm検出

・北海道産百合根
重金属カドミウム 基準0.05ppm以下を超えた0.11ppm検出

・沖縄県漁業共同連合会 沖縄乾燥もずく
無機ヒ素 基準1.0ppmを超えた1.3ppm検出

このうち、カドミウムと無機ヒ素については故意に添加されたものではなく、成長の過程で自然環境の中から吸収されてしまうものなので仕方ない部分はあります。

これらは台湾向けに作られたものではなく、日本の国内向けの商品を台湾の商社などが輸入したものです。つまり我々は台湾の基準を超えた残留農薬、カドミウムやヒ素などといった毒物が入ったものを口に入れている可能性があるということになります。

日本の次に不合格品が多かったのはアメリカの3品目です。

・アメリカ産レタス
残留農薬ミクロブタニル 基準0.01ppmを超えた0.04ppm検出

・アメリカ産レタス
残留農薬Nシアノメチル4(トリフルオロメチル)ニコチンアミド 基準-0.01ppmを超えた0.03ppm検出

・アメリカ産玉ねぎ
残留農薬ジクロラン 基準0.01ppmを超えた0.13ppm検出

中国産は2品目

・中国産大根
残留農薬ルフェヌロン 基準0.01 ppm以下を超えた0.02 ppm検出

・中国産砂仁(生薬)
台湾で使用が禁止されている農薬2-Phenylphenol0.18 ppm検出

その他ものは以下の通り

・韓国産メロン
台湾で使用が禁止されている農薬スピロメシフェン0.02ppm検出

・ニュージーランド産リンゴ
台湾で使用が禁止されている農薬2,6-Diisopropylnaphthalene (2,6-DIPN) 0.02 ppm検出

・ミャンマー産ゴマ
カビ毒アフラトキシン 基準10ppb以下を超えた41ppb検出

・香港製同珍特級オイスターソース
台湾で使用が禁止されている防腐剤ヒドロキシ安息香酸検出

・インドネシア産キャベツ
残留農薬メタミドホス 基準0.5ppmを超えた1.2ppm検出

・タイ産フィッシュチップス
漂白剤二酸化硫黄 基準0.030 g/kg以下を超えた0.034 g/kg

・南アフリカ産オレンジ
残留農薬フィプロニル 基準0.001ppmを超えた0.002ppm検出

なおリストについては邊境檢驗不符合食品資訊查詢より確認できます。