中国史と台湾史の書籍は当然分けて置かれるべきもの

三省堂書店は池袋店も神保町の本店もよく行きます。最近その両方に行って気づいたのが、各国の歴史のコーナーに「台湾史」コーナーができているということ。

以前は中国史扱いだった

台湾の歴史関連書籍は、日本の書店ではだいたい中国史のコーナーに放り込まれています。それ見るとイラッとするので、私はこっそり「アジア史」とかのほうに移動させたりしていました。これについては現在でも多くの書店がそのようにしているでしょう。

書店だけではなく、どこの図書館に行っても台湾の歴史の本は中国史の中に入れられてしまっています。日本人がどれだけ「台湾すきー」とか騒いでも、しょせん日本での台湾の扱いはその程度のものだったわけです。

三省堂もまた、以前は同じように中国史の中に台湾関連の書籍も入れられていました。

変化に最初に気づいたのは池袋店。私は大きい書店へ行くとだいたい歴史書のコーナーをのぞきます。するとなんと、ちゃんと「台湾史」とプリントされた仕切りがあって、中国史の本とは別枠になっているではないですか。

今日は神保町のほうに行ったので、本店ではどうかとのぞいていると、やはりちゃんと台湾史の仕切りがありました。

これは非常に大きい進歩です。

日本で台湾の歴史に関する本が数多く出版されるようになったおかげもあるかもしれません。これまで台湾関連の本は、ガイドブックのたぐいを除いては非常に少なかった。それが近年台湾が注目されるに従い、歴史に関する本も多く出版されるようになってきています。

数が多くなり、一つのジャンルとして成り立てば、ちゃんと分けて置いてくれるようになるわけです(三省堂が企業として台湾の独立性を認めるようになったなどという甘い見通しまではしていません)。

三省堂の思惑はともかく、こうしてきちんと中国史と台湾史が分けてあるのはよいことです。

ついでに同じ階にある料理本のコーナーをのぞいてみたら、台湾料理の本も中華料理ではなく「アジア料理」の側に入れられていました。

こういう動きが三省堂だけではなく他の書店にも広がることを期待したいと思います。