貧乏人は「牛肉湯麺」を食え

台湾グルメの定番といえば、魯肉飯に小籠包、胡椒餅に蚵仔煎、それに牛肉麺といったあたりでしょうか?牛肉麺は終戦後に台湾を占領した国府軍敗残兵や中国人難民が台湾にもたらした新しい食文化です。しかし、同じく戦後に日本で広まった「支那そば」つまりラーメンが、現在ではもはや日本人のソウルフードだとも言われるように、牛肉麺も今や台湾人のソウルフード的な食べ物の一つであると言ってもいいかもしれません。

牛肉麺お高いねん…

台湾牛肉麺は、牛骨や牛肉でとっただしのスープに手打ち麺を合わせ、煮た牛肉をトッピングしたものです。種類としては、すましスープの清燉と、醤油ベースの紅焼が二大潮流だと言えるでしょう。

これは清燉牛肉麺の一例。良品牛肉麺の清燉黄牛肉麺です。良品牛肉麺は昔はふつーの食堂で、叉燒飯とかがおいしかったけど、日本のガイドブックで紹介されて儲かったのか今ではなんかオサレな店に改装されて、そのぶん料金もお高くなっています。

でも台北駅2階の牛肉麺競技館よりはましかな。あそこなんであんなたっけぇのか。

牛肉麺はお高いんですよ。旅行で行ったなら1食ぐらいは奮発して食べてもいいんだけど、生活しているとちょっと躊躇する値段。例えば普段松屋の牛丼は食うけど、1000ぐらいするランチはちょっと躊躇するみたいな感覚。

ということで台湾に住んでいるころは牛肉麺はほとんど食べませんでした。でもやっぱり牛肉麺食べたくなるときもあるじゃん?そんなとき食べていたのが「牛肉湯麺」です。

牛肉麺というのは、上の画像にもあるように、牛肉のトッピングがあります。これが値段が高くなる原因なんですよね。で、牛肉湯麺というのはその牛肉のトッピングを抜いたスープと麺だけのものです。いわば素うどんならぬ「素牛肉麺」。値段は牛肉麺の半分ぐらいになってるけど、麺とスープは牛肉麺のものを使いますからね、これだけでも十分おいしいのです。牛肉湯麺食べると、牛肉のトッピングいらないなと思います。

そして、牛肉湯麺よりもうちょっといいものを食べたいけど牛肉麺よりはお安いものとしてよく食べていたのがこの「牛肉湯餃」です。要するに牛肉麺のスープを使ったスープ餃子です。

牛肉麺は日本人にも有名だけど、この牛肉湯餃はまだあんまり日本人に知られてないみたいね。でも、想像してほしいんですけど、牛肉麺のスープに餃子入ってるんですよ?うまくないわけなくね?ちなみに餃子のほうは豚肉ですけどね。

この餃子をね、湯匙に乗せて一口かじって、そしてさらにスープにひたして食べるとうめえんだよ!牛肉湯餃は麺食館ならたいてい置いてあるメニューなのでぜひ試してください。あと牛肉湯麺も試してみてください。