Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2第1話と西秦王爺

自宅にテレビがないもんで、Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2の第1話は配信でさっき見ました。とりあえずの感想としてはあやひーの声がエロい。

普段ダジャレしか言わないのに本気の演技だとすごく個性的でいいんだよなあ。しかし東離の護印師はどいつもこいつも使えないな。あと嘯狂狷がちょっと銭形警部と重なるんですよね。「殤不患~逮捕する~」「いっけねぇ嘯狂狷のとっつぁんだー」みたいな。

芸能神西秦王爺

ところで放送開始特番では霹靂のスタジオを訪れた諏訪部順一さんと鳥海浩輔さんが、スタッフのみなさんに混じって西秦王爺を拜拜していました。西秦王爺は西秦尊王とも呼ばれる芸能の神様です。

もとは北管という福建の伝統芸能に携わる人々の間で信仰されていた神様で、彼らが台湾に移民するとともに台湾にも将来されました。もともとは北管でも西秦王爺を信仰する派閥と、田都元帥を信仰する派閥があったようです。現在ではその垣根はなくなっています。私はその中にいる人間ではないので、もしかしたら内部ではまだ反目があるのかもしれないけど、少なくとも両派が争ったりということはありません。

北管はまた布袋劇にも影響を与えているということで、霹靂社でも西秦王爺をお祀りしているのでしょう。

てなことでこれが西秦王爺の神像。これは萬華の啓天宮に祀られているもの。

道教の神様はだいたい由来が後付で設定されます。ところが西秦王爺はその由来がまちまち。曰く唐の玄宗である、曰く唐の太宗である、はたまた玄宗につかえた楽官である、いやいや後唐の壮宗である等々。設定が定まらないということは明確な出自がないことを逆説的に示しています。先に民間の芸能を司る人々に信仰されていた神様にあちこちで設定が考えられたからまちまちになるのでしょう。

おもしろいのは西秦王爺が人間だったときに蛇に騙されただとか、命を狙われそうになっただとか蛇にまつわる伝説が共通してあるということです。そのため、西秦王爺を祀る人の間では蛇のことを「蛇」というのはタブーになっており、「草縄」「小龍」「溜」などと呼び替えているそうです。