台湾がアメリカからの大豆輸入を拡大して米議員に感謝される

米中の貿易戦争はスタン・ハンセンとビッグバン・ベイダーのガチの殴り合い見ているようでおもしろいからもっとやれ。日本ではマスコミの報道しない自由によって報道されてないみたいだけど、台湾では中国の王岐山国家副主席が「中国の民衆は草だけ食っても一年過ごせる」などと壮絶な負け惜しみを吐いたのが報道され、プギャーと笑いものにされています。

台湾がアメリカからの大豆輸入を拡大

この貿易戦争で中国はアメリカからの大豆輸入を拡大し、輸入先をブラジルに切り替えておりブラジルに大豆景気が訪れています。

そんな中台湾は、アメリカから320万トン~390万トン、15億6000万ドルの大豆を輸入することに同意。これは昨年の輸入額から30%増になるといいます。

アメリカの共和党所属、イリアナ・ロス・レイティネン議員は、中国は脅しによってアメリカの農民をいじめるだけであり、台湾こそ頼りになる貿易パートナーだとコメント。

また、同共和党所属、マリオ・ディアス・バラート議員はこの合意はアメリカの農民にとって非常に重要なだけではなく、米台関係の固い友誼を再び示したものだと歓迎の意を示しています。

バラート議員は「台湾コーカス」という台湾支持派の議員連盟のメンバーとして長年台湾を支援してきたという偉い人です。

アメリカ産大豆の豆乳が増える?

ところで日本もアメリカからはたくさん大豆を輸入しており、輸入大豆の7割はアメリカ産だと言います。私が常備している業務スーパーのきなこの原料もアメリカ産です。しかし農水省によれば平成28年のアメリカからの大豆輸入量は224万トン。輸入総量でも313万トンです。

それに対し、人口では日本のおよそ1/5ほどの台湾で少なくとも320万トンの大豆を輸入するというのはすごいことです。輸入大豆は大豆油や醤油、豆腐など日本人の生活になくてはならないものに使われています。それは台湾でも同じことだろうと思います。

台湾が日本よりこんなに多く大豆を輸入せねばならないのは、やっぱり一つには豆乳の需要が多いからかなと思います。こないだカルディーで買った台湾製豆乳の原料は台湾産大豆となっていたけど、コンビニで売ってる統一とか義美のパック豆乳は輸入大豆使わないと生産量を維持できないはずです。

あとはグルテンミートの需要が大きいという可能性も。もちろん普通の豆腐や豆腐加工製品も多いわけですが、素食大国の台湾ではモドキ肉料理もどこでも見られるもので、そういう需要も輸入量を押し上げている気がしますね。

いずれにせよ台湾にとってはアメリカからの大豆輸入量を拡大するのは、国内需要を満たすとともにアメリカへ恩を売れる形にもなるので一石二鳥。アメリカにおける中国への反感が強まるのに反比例して台湾への高感度が上がるのはとてもよいことです。