蔡英文総統が外遊から台湾へ帰国 中国の圧力に負けない決意を示す

9日間の中南米歴訪を終え、最終日にはアメリカ・ヒューストンに立ち寄り現地の台湾人のパーティーに出席したり、NASAを見学したりなどした蔡英文総統は20日夜に台湾に帰国しました。到着した桃園国際空港で外交部(日本の外務省に相当)のスタッフに迎えられた蔡総統は空港で記者会見を開きました。

中国の圧力は台湾を結束させる

蔡総統は記者会見で今回の外遊の成果を挙げ、国家の代表として現在台湾と国交を結ぶ各国首脳とのつながりを深め、国交がない国の首脳とも交流を持ち、台湾が自由や民主の価値を堅持すること、さらに国際社会に踏み出していくことを決心したと述べました。

また総統は外遊中に起きた様々な中国による嫌がらせに対しては「圧力を受けても実際の行動で台湾が圧力に屈せず、圧力は我々をさらに固く団結させるものであることを国際社会に知らしめていくでしょう」と、中国に対して毅然とした態度で臨むことを改めて表明しました。

習近平への国民の不満、共産党内での派閥争いなどが伝えられる中、中国は国内不安から目をそらさせ、台湾人の自立自存の心を挫いて中国に膝を屈するように仕向ける硬軟取り混ぜた様々なちょっかいを台湾にかけています。しかし、台湾人は中国人と異なり強い気概を持っていますから、総統が言うように圧力をかけるほど台湾の結束は強まって中国を遠ざけるようになるでしょう。

願わくば蔡総統にはより一歩進んでアメリカで言ったように換骨奪胎、台湾を中華民国体制から脱却させ、台湾国として独立を明確にする方向にもっていってほしいものです。