台南への「慰安婦像」設置は馬英九と中国の国共合作

8月14日に台南に「慰安婦像」が設置されたのが報道されるや、やっぱりバカなネトウヨが台湾を非難しはじめたので本当にネトウヨはバカだなと思います。この「慰安婦像」が設置されるや、中国のメディアが呼応して日本を非難し始めたところから見ても、前回論じたようにこれが台湾人に反日意識を植え付けるための「統一戦線」の一環であることはあきらかです。

馬英九は中国の傀儡

この像の除幕式には前総統の馬英九が出席しました。馬英九は除幕式で日本に対して謝罪と賠償を求めるなどと韓国人のようなことを言い出しています。馬英九は今、国民党党首時代に党保有のビルや、党傘下の会社などを不当に安価に売却したなどとして特別背任で在宅起訴されています。

馬英九は総統時代に中国との「三通」通商、通航、通郵の制限を景気回復を名目に大幅に緩和し、台湾企業が中国に大量に進出して対中依存度が極度に高まりました。その結果中国に進出した企業で働く台湾社員、その家族などを人質にとられた奇美の許文龍さんが独立不支持を表明させられたり、つい最近では過去に台湾が一番好きな国だと発言した女優が自分は中国人であるとSNSで表明せざえるを得なくなったりという事件が起こっています。

先日も外遊に出た蔡英文総統が台湾のカフェチェーン「85℃」に立ち寄ったことが報じられると、中国人による「85℃」不買運動が起こりました。85℃は中国に進出し台湾国内よりも多い店舗数を中国で展開しています。

三通制限の緩和は台湾の経済界からの要請でもあったとはいえ、そのせいで台湾には空洞化が生まれ、企業が中国で儲けても台湾の経済には反映されないという現状は馬英九に責任があると言っていいでしょう。

その馬英九は総統への復帰を目指して再出馬するという噂も伝えられています。そのためには、まず蔡総統と与党民進党の評価を落としていかねばなりません。

今回慰安婦像の除幕式に参加したことで、馬英九が中国の統一戦線に乗ったことは明らかです。この除幕式は予め決まっていた蔡総統の外遊に合わせて行われました。そこで馬は白々しく「蔡総統にも参加してほしかった」などと述べています。これはつまり「日本の被害者である慰安婦を紀念するイベントに、女性である蔡総統が参加しなかった」という「事実」を演出するためであったのは明らかです。

馬英九は中国の統一戦線に協調した「国共合作」により蔡総統の評価を落とし、中国はそれによって統一戦線を有効に進められる。馬と中国はウィンウィンの関係を樹立しました。この蜜月によって馬が仮に総統に返り咲くことができたとすれば、ますます台湾を売り渡す方向に舵を取り、中国は台湾侵略に一歩近づきます。それによって最も被害を受けるのは台湾人であり、台湾が中国に侵略されれば、すでに深く工作員が潜り込んでいる沖縄も危うくなります。

今守るべきなのは日本と台湾の絆であるのに、バカなネトウヨは中国に乗せられて台湾を敵視する始末。そんなに中国の覇道に手を貸したいのかと思いますね。

中国はこういう形ですでに戦争を始めていると言っていいでしょう。戦争で重要なのは正しいかどうかではありません。勝つためには日本側ももっと対外的な宣伝工作を行っていかねばなりません。台湾をとられてからやってももう遅いです。