台湾のセブンイレブンではミスドのドーナツが買える

日本の企業文化というのはつぶしあいというか、駅前に進出したイオンが駅前商店街を潰して今になって自分も潰れるみたいな、両雄並び立たず双方共倒れっていうゴジラ対キングコングみたいな結果的にバカジャネーノっていうやり方ですよね。セブンイレブンが初めてローソンやファミマもパクったコンビニドーナツも、業界大手のミスドを潰しに行って、潰れはしなかったけどミスドは業績悪化して、ついでにコンビニドーナツもパンコーナーの横にひっそり置かれるという共倒れ状態です。

一方台湾では…

これは台北駅の構内にあるセブンイレブン。ミスタードーナツの箱が置かれているのがわかるでしょうか?

そう台湾ではコンビニが独自に開発という名のミスドのパクリドーナツを売って削り合いをするなんてことは起きず、セブンでそのままミスドのドーナツを買うことができるのです。これなら共存共栄、双方削り合うことなくウィンウィンですよね。

なんでこういうことができるのかっていうと、実は台湾のセブンとミスドは、同じ統一グループの会社が運営しているからです。セブンイレブンは統一の子会社統一超商、ミスドはダスキンとの合弁会社・統一多拿滋(多拿滋はドーナツの当て字)が運営しています。同じグループ会社の身内なのでこうした融通ができるわけですね。

ついでにいえばスターバックスも同グループの統一星巴克が運営。ということでセブンイレブンで提供しているコンビニコーヒーはスタバと同じ豆を使っています。

ドーナツは箱に入れられているので、好きなやつを選んでその横に置いてある袋に入れてレジに持っていきます。中華まんなどもセルフ方式です。値段についてはこれは2年前に撮ったものだから今では値上げしてるかも。

ただミスドは全てのセブンイレブンで買えるわけではありません。確実に買いたかったら台北駅かミスドのショップへどうぞ。

あと「統一」なんていう企業名だから統一派の外省人の企業だと勘違いされるかもしれませんが、創業者の高清愿さんは1929年に台南で生まれた台湾人で、日本の教育を受けた人です。統一企業の創業は1966年。まだ蒋介石が生きている時代に国から補助金を引き出すためにはこの名称にするのがよかったのかもしれません。本気で統一派だったのかどうかはわからないです。まあ日本語世代の人にもいろいろあるし、どういう政治思想を持つかは個人の自由です。

私はガチガチの深緑側だけどだからといって台湾でセブンに行かないってことはないし統一の商品を買わないということもないですね。統一の西瓜牛奶うまいし。豆漿は義美のほうがうまいけど。