ついに台南にもMRTができる!

台湾の頼清徳行政院長は11日台南市の李孟諺市長と共同で記者会見を開き、台南先進運輸系統=台南MRTの藍、緑、紅三路線が行政院の特別予算に組み込まれたことを発表しました。つまり、台南にMRTが作られます。

この計画は頼行政院長が台南市長だったときに策定したもので、台南の陸海空の交通拠点を一つに結び、台南の発展を目指すことを目的としています。また、同時に台南駅を中心とした在来線鉄道の地下化も計画されているようです。

三つの路線のうち、藍線は台南市中心部をぐるっととりかこむ環状線になる予定。そして緑線は台南駅を中心として東西に伸び、西は安平港まで繋がります。山手線と中央線をイメージするとわかりやすいでしょう。そして紅線は藍線の南側から接続し、台南空港を通って高雄の手前ぐらいまで伸びます。藍線についてはまず環状線の東側部分が先に建設されるようです。

台南の移動範囲が広大に

台南は市街中心部だけならそれほど広くないので徒歩だけでもわりとあちこち見て回れます。しかし、MRTができるとこれまでなかなか行く機会がなかったような場所まで足を伸ばせるので、また新たな発見ができるでしょう。

日本人にとって嬉しいのは、紅線にはどうやら奇美博物館駅ができるらしいということ。奇美博物館は奇美グループの創業者・許文龍さんが私財を投じて建てた博物館で、かなり不便なところにあるのでタクシーで行くしかありませんでした。

安平港までつながる緑線は、おそらくゼーランディア城=鄭成功がオランダ東インド会社から奪い取った安平古堡へも行きやすくなると思います。

それと、高速鉄道の台南駅と藍線をつなげるという計画もあるようです。高速鉄道の台南駅と在来線の台南駅は今でも在来線でつながってはいるんですが、変な遠回り路線になっています。高速鉄道と藍線の接続ルートは在来線を使うルートよりもかなり時間短縮になるはずです。

と、台南MRTができるとどんなメリットがあるかを挙げてみました。が、これ予算がついたっていう話でまだ建設は始まっていないんですね。予定では2025年完成予定。ただ、実際のところ2030年ぐらいまでかかるような気がしますよ。