西門町の守護神・林默娘ちゃんかわいすぎ問題

西門町というところは紹介する記事の都合によって「台湾の原宿」だとか「台湾の秋葉原」だとか言われてるけどなんでいちいち日本の街に例えなければいけないのか。アホはそうしないと理解できないから仕方ないのか。西門町界隈は言うほど原宿っぽくもなく、まったく秋葉原っぽくなく、西門町は西門町でしかないと思うわけですよ。そんな西門町の守護神・林默娘ちゃんがかわいすぎなので紹介します。

西門町のシンボル林默娘ちゃん

西門町の中華路側の入り口にこういうのが掲げられています。時期によって違う横断幕がかけられるので、現時点では他の絵になっていかもしれません。

林默娘ちゃんには「西門動漫大使」という肩書がついています。動漫というのは動画=アニメと漫画のこと。林默娘ちゃんは、西門町のご当地萌キャラです。


左右の柱にも林默娘ちゃんがいます。

かわいすぎかよ!

林默娘ちゃんは西門町のご当地キャラであり、また守護神でもあります。


西門町のあちこちに林默娘ちゃん。


車止めにも。

幟にも。

かわいすぎかよ!!

林默娘ちゃんの正体

実は林默娘ちゃんは、台湾で広く信仰を集める女神・天上聖母、媽祖の人間名です。西門町には台北天后宮という媽祖廟があるため、ご当地キャラとして媽祖を萌キャラ化した林默娘ちゃんが選ばれました。

台北天后宮はもともとは艋舺新興宮という名称で、今の場所より南の、艋舺青山宮の近くにありました。1746年創建という由緒ある媽祖廟だったものが、1943年に防空道路を造るためという名目で総督府に接収され、破壊されてしまいます。

台湾総督府が行った台湾開発は、結果的に台湾に近代化をもたらしており、その点は現在の台湾でも高く評価されています。しかし、台湾の信仰を軽視し、廟を破壊して補償もしないということも行われているので、ネトウヨのごとく都合のいいところにばかり目を向けるのではなく、そういう負の部分にも目をむけなければいけないでしょう。

廟が破壊された後、神像などは龍山寺に預けられていました。そして日本が敗戦により台湾から撤収した後の1948年、今の場所にあった真言宗の弘法寺が空き寺となっていたため台北市の許可を得て移転し、台北天后宮という名称に改名されて今に至ります。

ということでこちらが台北天后宮主祭神の天上聖母です。もともとは福建沿岸の土着的海の守り神だった神様が道教に習合され、特に台湾で広く信仰されています。


日本人のせいで移転を余儀なくされたにもかかわらず、もともとこの地で信仰されていた弘法大師も祀ってあります。


また、境内にはもとの弘法寺にあったお地蔵さんや弘法大師像なども安置されており、現在でも真言宗との交流ももたれているようです。