代々木公園の台湾フェスタ2018行ってきた

今週はじめの台風の進路予想では28日に関東直撃コースだったので、場合によっては中止もありうるのではと心配していた代々木公園の「台湾フェスタ2018」。高気圧の配置が変わったおかげで進路が逸れ、無事に開催されました。昨年も行ったはずなのにどうにも記憶に残っていない台湾フェスタ。多分記憶に残らないほどしょぼかったせいだと思います。さて今年はどんな感じでしょうか?

雨は降っていたものの小降りで、ときおり降り止む時間帯もあり。かつ朝はやめに行ったので人も少なく快適でした。

今年はガチで台湾な店が多め

日本人の大部分は台湾料理がどんなものか知らないので、中身が完全に中華料理でも台湾料理という看板が掲げてあると「台湾料理食べてきましたー」とか無邪気に書いているような連中も多いですね。麻婆豆腐食って台湾料理とか言ってんなよ。

その点こういうフードフェスだとわりとちゃんとしたその国の料理が見られるのでわりと安心です。とはいえ、これまでのこの手のイベントに出てくるメニューといえば、魯肉飯や牛肉麺、大雞排みたいなありきたりなものばかりでした。ところが今回はそんなのよりもっとガチな台湾料理も出ていました。

例えばこういうの。蚵仔煎はともかく、米糕や肉圓なんて日本ではなかなかお目にかかれません。てなわけで手始めに肉圓を注文。

まだ準備中だったのに急遽揚げてくれました。

そしてサービスで香菜を多めに乗せてくれました。ありがてえ。

まわりのぷるぷる部分が微妙にかためだったけど、まさしく台湾の肉圓。ちょっと甘めのたれも非常においしいです。彰化の肉圓よりは落ちるのは仕方ないとして、新竹で食べた肉圓よりはおいしかった。600円はちょっとお高いかなとは思いますが、味で納得したので問題ありません。

ちなみに会場内には屋根付き席がありました。本来日差しを除ける予定だったものだと思われるので雨が吹き込んではいたけどないよりはましです。

さて、続いて、なんと臭豆腐が売られていましたよ。これは買わないわけにはいきませんね。

看板の写真は蒸し臭豆腐っぽいのに実際には揚げ臭豆腐でした。ちゃんとキャベツの甘酢漬けが入って香菜も付けてくれました。ありがてえ。

臭豆腐はちょっと揚げすぎで硬かったけど、それなりに本物の味です。それよりキャベツの甘酢漬けが台湾そのままの味でした。

続いて麺線。ネギパイは業務スーパーで5枚入り360円のやつなので買いません。向かい側で「葱油餅」つって300円で売ってたのも厨房から取り出してるの見たらこれっぽかったです。香腸1本200円、3本500円はわりと良心価格かも。

さて麺線。少なめだけど煮た大腸が乗っけてあります。赤いのは豆板醤、黄色っぽいのは蒜泥=おろしニンニクです。

今回食べた中ではこれが一番の大ヒット!麺線のやわらかめのゆで具合、スープのかつおだしやとろみの具合がまさに本物。蒜泥ががっつり入っているのも好印象です。口が臭くなるとか気にするな!

適宜まぜまぜしながら味の度合いを変えて食べると非常においしい。ナチュラルローソンのカップ麺線もなかなかに本物に近い再現度でしたが、これはまさに本物なのでカップ麺線はさすがにまったく及ばない味ですね。1枚100円しない冷凍蔥抓餅を300円で売るのはボッタクリだと思いますが、逆に麺線はこの味で500円なのは非常にお買い得です。

最後にシメで甘味。この包心粉圓は台湾でも食べたことがありませんでした。

200円プラスでかき氷が乗っかると言われたけどお腹冷えるのがいやなので温かいままで。トッピングは練乳、黒蜜、白ごまを選びました。

粉圓はかなりもっちりした歯ごたえ。時折中心に入っているあずきの味も感じるけれど、そんなにすごく主張してくるわけでもないですね。

最初ちっさいカップだなと思いましたが、わりと食べごたえがあり、全部食べたら完全にお腹いっぱいになりました。

偽物注意報

さて、おおむね本物の台湾料理が並んでいたこのイベント、しかしいくつか疑わしいのもありました。

涼皮は中国に留学していたときによくみた小吃です。これ台湾で見たことないんですよね。台湾には国民党が中国のいろんな地域の人を連れて行ったから、中には陝西省出身の人が出している店もあるのかもしれないけど、台湾涼皮なんてもんは聞いたことありません。

牛肉飯も同様。台湾では牛は農耕用の労働力だったので本来食べませんでした。台湾で牛が食べられるようになったのは戦後中国人が流入してから。牛肉麺も中国人が戦後に持ち込んだものです。一方魯肉飯や控肉飯のようなご飯物は米食文化だった台湾で生まれたもので、豚肉を使います。今では台湾人も牛のステーキなんかも食べますが、牛肉飯なんてものはこれまで1度も見たことがありません。このブースはかなり高い確率で中国人がなりすましてやっていると思います。

はいこれも士林夜市でも台北の他の場所でも見たことがありません。

まず、台湾では日本の焼餃子のようなものは「日式煎餃」と呼んでおり、出しているのは日本料理屋とか日本から進出したラーメン屋とかだけです。日式ではない煎餃は一度ゆでた水餃子を炒めたものです。そして他に日本の焼餃子に近いものとしては鍋貼がありますが、これは日本では「棒餃子」などと呼ばれる長方形のものです。

台湾でもフォーと同様のライスヌードルを食べます。しかしそれは細いビーフンか太麺の粄條だけですね。牛肉のひき肉入りフォーってまさしくベトナムのフォーボーそのものじゃないですか。台湾にはベトナム人も多いので、探せば士林夜市のどこかにベトナム人が出しているフォーボーの店があるかもしれないけど台湾料理ではありません。

まあ、台湾料理と看板が出てれば麻婆豆腐食っても台湾料理食ったって喜んでるような連中もいるから、余計なお世話なのかもしれんけど。