パラオ・パシフィック・エアウェイズ「もう中国には飛ばない」

南洋の島・パラオ共和国は、日本の委任統治を受けていたこともあり、数多くの日本語の語彙が残り、今なお親日的な国として知られています。現在のトーマス・エサン・レメンゲサウ・ジュニア大統領は日本人の血も引く大の親日家で、日本とパラオは日本を兄とする兄弟の国であるとまで言っている人です。

中国からの圧力に屈しないパラオ

パラオはまた、台湾と国交を結んでいる数少ない国の一つです。中国は台湾と国交を結んでいる国に圧力をかけ、台湾と断交して中国と国交を結ぶことを求めています。最近でもパナマやドミニカ共和国などが中国の圧力に負け、台湾と断交しています。

中国はパラオについても、中国からの団体旅行を禁止するなどの姑息な圧力をかけています。そんな中、レメンゲサウ大統領は日本のメディアのインタビューを受け、台湾との外交関係は安定しており、この関係を変えるつもりはないとの意思表示をしました。

パラオでシーパッションホテルなどを運営するシーパッショングループのパラオ・パシフィック・エアウェイズは、パラオ-台北間と、パラオ-香港間の路線をもっており、2014年の香港路線就航以来、中国人観光客は述べ3万人を数えていましたが、昨年11月からの団体旅行禁止令以降はのべ1万4千人と半分を割り込んでいました。

その状況をうけ、シーパッショングループはパラオ国会に香港路線を停止することを報告しました。

レメンゲサウ大統領はパラオのアメリカからの影響を減らし、観光立国を目指している大統領ですが、この件については観光市場を多くの国に分散し、特定の国に限定したくないと述べています。

こう言っては失礼ですが、パラオのような小さい国が、この決断をするには勇気が必要だったと思います。一度結んだ友誼を信義をもって貫くパラオには称賛の言葉しかありません。

もうこれは日本人がどんどん行って、中国人なんぞが行かなくなっても問題ないようにしてあげるのがよいでしょう。

パラオには成田からの直行便の他、グアム経由の便があるようです。