桃園MRT10月から運賃値下げ

17年間も毎年台湾に通っていると台北の変化には驚かされます。特に交通インフラの発展は目覚ましいものがあり、17年前には3路線しかなかったMRTは今では5路線6ルートあって、路線ごとの接続もよくなり東京の地下鉄とまではいかないまでも台北中を網羅する勢いで駅が増えています。つっても私はだいたいバス使うんですが。バスのほうが安いし。

そのバスも、昔はブザー鳴らすのも車内に横向きに張られたひもひっぱる方式だったし、次の停留所のアナウンスはないしで、かなり不便だったのが、今ではブザーも日本のバスと同じようなボタン式だし、次の停留所のアナウンスと表示もされるようになってすごく便利。

そんな中、残る不便は桃園空港と台北市内の連絡でした。一人で行くときは、タクシーは値段的に論外。だいたいは國光客運のバスを使うことになります。しかし、バスだと渋滞に巻き込まれると最悪です。

高速鉄道ができてからは、台北から高速鉄道で桃園に行って、桃園から直行バスに乗るというルートもできたけど駅とバスの乗換えめんどくさいんですよ。




桃園MRTは旅行者にとって神路線

ということで、桃園MRTの計画が立ち上がったときは小躍りして喜んだものです。台湾らしく工事の遅れから何度も開業が遅くなっていくことにやきもきしつつも、できた今となってはそれも過去の話です。

初めて乗ったときは間違って直達ではなく各駅停車に乗ったけどそれでもなんて便利になったんやと嬉しくてしかたありませんでした。空港-台北間160NT$は、ちょとお高いとは思いつつも、國光客運のバスが125NT$だから移動時間が短縮された分35NT$高くても許容範囲だなと思います。

そんな旅行者にとって神インフラの桃園MRT、特に三井アウトレットパーク台湾林口や長庚医院、今度水樹奈々ちゃんのライブとKING SUPER LIVEが開催される林口体育館などに行く利便性が高まり、桃園方面と台北を結ぶ生活路線としても活用されるようになっています。

そういう生活路線としての面から考えると、桃園MRTはちょっと運賃高いよねって話になってきます。そのため、沿線住民が利用できる割引制度などを設けていました。

で、さらに10月からは桃園MRT全線で10NT$値下げされることが発表されました。なんでも値上げ値上げの世の中で太っ腹な話ですね。