台中市が産学協同でライチを一ヶ月新鮮に保つ技術を開発。日本でとりたてに近いライチを味わえるかも?

ライチ(茘枝=レイシ、ライチは台湾語の「ナイチー」が転訛したもの)といえば、唐代に楊貴妃が好んだとして史書にも記された果物です。『新唐書 列伝一后妃上』には「妃嗜荔支, 必欲生致之,乃置骑传送,走数千里,味未变已至京师=楊貴妃は茘枝を好み、新鮮なものをほしがったので騎馬を置いて数千里走らせ、味が変わらないうちに長安へ届けさせた」とあります。

それが本当だったかどうかは別として、中国南方原産で気温が高い地方でしか育たないライチを西北の長安まで運ぶのは大変だったでしょう。

時代が下ってもライチを新鮮なまま輸送するのは大変なことでした。日本でも以前は中国や台湾からの缶詰、冷凍もののライチしか食べられない時代があり、中華料理店で解凍して実はふにゃふにゃ、水分が抜けてしまったライチを食べた記憶がある人も多いのではないでしょうか?

ライチは楊貴妃の伝説などから高級フルーツのイメージがあると思います。でも、台湾では6月から7月にかけて大量に出回って、わりと手軽に手に入ります。今の時期台湾に行けば、街角で実がついた枝ごと売られているのを見られるはずです。台湾で食べる生のライチは、実がしっかりしてみずみずしく、楊貴妃が無理やり運ばせたのも理解できるおいしさです。

日本では沖縄でも育ちます。首里の街を歩いていると庭先に生えた木からライチが鈴なりになっているのを見ることもあります。

以前より生ライチを入手しやすくなった現在ですが、輸入ものは燻蒸処理をしなければいけません。その処理のために、本来赤というかシャア専用ザクのような色のライチの皮は黒ずんで、また実からも水分が抜けて味が落ちてしまいます。

ライチの名産地である台南市は、日本や韓国へのライチ輸出を拡大するために、台中の国立中興大学、日本にも支社を置く工業機器メーカー・ハイウィンと協定を結び、中興大学の謝慶昌教授が開発したライチの水分を保持しつつ色落ちを抑える技術によって、一ヶ月から一ヶ月半鮮度を保つことに成功。

昨日6月28日には、その技術を用いた「台湾プレミアムライチ」の発表会が行われました。この発表会には宮城県庁東京事務所所長の伊藤哲也さんが招かれ、東日本大震災で被害を受けた南三陸町の住民のみなさんに1箱1.5kg入りの「台湾プレミアムライチ」100箱が贈呈されています。

今年は実際にどれだけの台中産ライチが輸入されてくるのかはわかりませんが、今後楊貴妃も食べられなかったような新鮮でおいしい台湾のライチを味わえる機会が増えるはずです。

PR:
※以下のリンクから購入できるのは「台湾プレミアムライチ」ではありません。

生ライチ 台湾産 1kg 送料無料 冷凍ではないフレッシュ ライチ 今の時期限定です

価格:3,600円
(2018/6/29 10:47時点)
感想(2件)

48時間pt10倍 送料無料 妃子笑(ひししょう) 中国・台湾産 生グリーンライチ 約1kg バラ詰め 贈答用 ご家庭用 おためし

価格:3,980円
(2018/6/29 10:48時点)
感想(138件)